セルフケア

セルフケアを推す理由 ②−1

セルフケア


セルフケアを推す理由①を先日投稿したのですが、

更にテーマを3つに分けています。


①セルフケアに出会ったきっかけ。

②色んな人がいるから。(今回の内容②−1)

③社会的意義があると思っている。


今日は「色んな人がいるから」がテーマです。


当たり前だよっていう声が聞こえてきそうですが。

整体の施術で痛み治療や緩めることをする場合は

その人に対して「オーダーメード」です。


でもグループクラスではそうはいかない。


「オーダーメード」が10の効果だとしたら、

「セルフケア」が3−4の効果かもしれない。

いや、1−2かもしれない。

そうだとしても、

2を5回すると10。


コツコツ継続することで変わっていきます。



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ひどい痛みがあった時、

私は給料の自由な残り分はほぼ施術代でした。

とにかく自分に合うケアに出会いたかった。


長年痛みで苦しんでいればいるほど、

早く痛みから抜け出したい、

痛みの無い時の状態に戻りたいと思うのが心情です。


早く改善したいから、少しでも効果があると、

「もっと長い時間やると、更に良くなるだろう」

「もっと強めにすれば、もっと早く痛みが軽くなるだろう」

とついついやり過ぎてしまいがちです。


柔軟性を上げたくてストレッチをしすぎるのに似ています。

筋力をつけたいとトレーニングしている場合も似ています。


ですが、適度な休憩を与えながら

行う方がより効果的です。


筋肉を大きくすることを目指す方たちは同じ箇所を

トレーニングしすぎません。

日によって分けたり、以外に短時間集中だったりします。

そのほうが発達するから。

「セルフケア」も同じです。


時間も力加減もやりすぎないことが

結果的には痛みを早く楽にする近道です。


特にトリガーポイントが活性化しているときは、

筋肉を最大の力で使わないようにすることが大切です。


非常にヨガ的な考え方だと思いませんか?

「すぎる」は禁物。


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腰痛や肩こり同じ痛みに悩んでいる人への

施術する場合、アプローチはひとりひとり違う。「オーダーメード」


色んな人がいる。


肩こりにはこのストレッチがいいよ

腰痛にはこのケアがいいよ

もちろん、おすすめがあります。

私もお伝えします。


でも、「色んな人がいる。」

そのおすすめケアはその人には

違う場合がある。


例えば、

肩こり解消のためのストレッチや準備運動。






きっちり伸ばして終わり。

(カウンターポーズなし。呼吸の話もない。)


もし肩周り、首周りの筋肉上に強い痛みを発する場所が

ある方が上に書いたようなストレッチを真似したら、

せっかくのケアやヨガの時間なのに改善から離れてしまう。


SNSで流れてくる動画を見て

「怖い」と思うことがたまにあります。

本人の自己責任や無知とも言ってしまえるのかもしれませんが、

非常に悲しいことです。


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色んな人がいる。


グループでもしくは自分で行う「セルフケア」は

充分に「安全」が守られることが望ましいと日々願っています。



そういう私も、ひどい痛みに出会う前は

激しいストレッチをしていたし

筋肉の使い方も荒々しいタイプでした。


でも「変化」がわかって、アプローチが変わっていきました。


まだまだ癖は出てきます。

出た時は「お、出ているな」とに気づく。

それだけ。

そうして、もう一度やりすぎない練習をしてみてください。


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色んな人がいる。


じゃあ自分にピッタリの「セルフケア」

なんてわからないじゃないか!

そんな声も聞こえてきそうです。


その声に対するアンサーは次回のブログに。




今日の画像に選んだのは「斜角筋」の関連痛の図です。

またいい感じのカラーに加工しました。

[イラスト図出典:『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用 ]




私は最近、右親指の母指球が痛いです。

原因は13キロを超えた息子の抱っこ&救出(危険回避)

からくるものと推測しています。



確かに「手」が痛い、

そこに痛みがある。


でもその痛みの原因はどこだろうか、

今回の場合は「斜角筋」でろうと思って「セルフケア」を今日もしています。

同時に横隔膜も触っておこう。


今日は「セルフケア」について書きました。

誰もが必要なものではないけれど、

必要な人には人生が変わるレベルの重要なものだと思います。



やっと③の内容に近づいてきました。


次回もお付き合いくださいませ。


皆さま、健やかにお過ごしください。


YOGATO主宰 うおざきよしこ