「お尻が使えない」
「腿裏の感覚がよく分からない」
そんなふうに感じたことはありませんか。
部分だけを頑張って使おうとすると、
かえって身体全体のつながりは失われやすくなります。
今回は、
“全体で支える感覚”という視点から、
見えていない背面のはたらきについて綴ってみます。
以前の私は、
お尻や腿裏といった「背面」を使うことが、
とても苦手でした。
クラスの中で「ここに効いていますね」と言われても、
正直あまりピンと来ていなかった時期があります。
後屈のポーズも得意ではなく、
当時は怖さの方が強く、
自然と避けるようになっていました。
当時は、「自分は背面が弱いんだ・・・」「腰が悪いから・・・」
そう思っていたのですが、
今振り返ると、
筋力だけの問題ではなかったと思います。
変わっていったのは、
「部分」で身体を扱うのではなく、
“全体で支える感覚”を少しずつ知っていったことでした。
からだは、
一部分だけで働いているわけではありません。
お尻だけ。
腿裏だけ。
お腹だけ。
そうやって切り分けて意識をすると、
その巡り(プラーナ)は流れにくくなってしまいます。
反対に、
足裏、骨盤、背骨、頭頂、そして呼吸。
そうした全体のつながりが静かに整ってくると、
今まで「使えていない」と思っていた場所が、
自然と働き始めます。
たとえば、
ただ立つ「山のポーズ(タダーサナ)」。
前側だけでもなく、
後ろ側だけでもない。
どちらかに偏るのではなく、
全体で静かに支え合っているような感覚です。
足裏が床に触れ、頭頂は上部へとスッと伸びやかに
呼吸が流れ、すると、背面にも安心感が広がっていく。
お尻や腿裏、下腹部なども、
頑張って力を入れなくても、
自然と役割を取り戻していきます。
こうした感覚を、クリパルヨガの実践を通して、
私自身少しずつ見つけていきました。
基礎のポーズを繰り返し
非常に静かにアーサナを探っていく。
「今、どこに頼りすぎているかな」
「どこかを緊張させて守っていないかな」
「今、どんな感覚かな?」
そんなふうに、今の自分を観察していくこと。
その小さな積み重ねが、
身体の使い方を少しずつ変えていきます。
見えていない背面ほど、
実は身体全体を静かに支えてくれています。
前側ばかりに集まっていた力が、
後ろ側にも分散されていくと、
日常生活の立ち姿も、少しずつ変わっていきます。
ただ立つ。
そんな「山のポーズ」の探求は、
まだまだ続いていくのです。
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YOGATOでは、
セルフケア整体やクリパルヨガを通して、
「部分ではなく、全体で支える感覚」を
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