キーワード:支える・抱く・解放する・伝える
腕線は、体幹から肩、腕、手先へとつながるラインで、
支える、押す、抱く、触れるといった
腕や手を使うさまざまな動きに深く関わっています。
腕や手は単独で動いているように見えても、
実際には胸郭や肩甲骨、体幹とのつながりの中で働いています。
腕線は、その受け渡しを担う
“体幹と腕の通り道”として捉えられます。
主な構成:
浅層前腕線(Superficial Front Arm Line)
→ 深層前腕線(Deep Front Arm Line)
→ 浅層後腕線(Superficial Back Arm Line)
→ 深層後腕線(Deep Back Arm Line)
※各ラインの詳しい構成については、今後あらためてご紹介予定です。
この中でも、前鋸筋は深層前腕線に属し、
小胸筋、前鋸筋、肋間筋、上腕三頭筋長頭、
尺側手根屈筋へとつながる流れの中に位置づけられます。
このラインは、胸郭と腕を安定して結びながら、
手で支える、押す、触れるといった動作における
“内側のつながり”を支えています。
また、腕の自由な動きだけでなく、肩甲骨の安定や、
胸から手先までの連動にも深く関わっています。
YOGATOの視点では、
前鋸筋まわりをやさしくゆるめていく横向きのセルフケアや、
腕をねじりながら肩と手の押し合いを感じるワーク、
肩甲骨と腕の協調を見ていくヨガの動きなども、
この腕線を整える実践につながっています。
たとえば、鷲の手やヨガムドラのような動きの中で、
腕だけを動かすのではなく、胸郭や肩甲骨から手先へと
つながる感覚が見えやすくなることがあります。
そうした感覚が育ってくると、
手先だけで頑張るのではなく、
体幹から腕へと自然に力が伝わる流れも感じやすくなります。
YOGATOの中で大切にしている
肩や首こりの盲点は腕や手の疲れ、盲点の視点
押す・支える感覚
体幹から末端へのつながりという視点とも、
腕線は深く関わっています。
補足:
腕線は、外側線や螺旋線の流れの延長として見えてくる部分もあり、
動きの最終端として意識や力を外へ伝えていくラインです。
また、深前線の安定が土台にあることで、
腕線の自由さや繊細さも活きやすくなります。
腕線はさらに
浅層・深層、前面・後面へと、
細かく4つに分けて見ていくこともできますが、
まずは体幹と腕の全体的なつながりとして捉えることが、
理解の入口になりやすいラインです。
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からだのつながりは、
ひとつのラインだけでなく、
いくつもの関係の中で見えてきます。
他の筋膜ラインもあわせてご覧いただくと、
全体のイメージがより深まりやすくなります。
→ からだをつなぐ筋膜の地図
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最終更新:2026/3/18
