【深前線 – Deep Front Line】
キーワード:中心・呼吸・安定・生命の軸
深前線は、からだの最も深層を貫く“内なる支柱”です。
足裏の内側から骨盤、脊柱、横隔膜、頸部、舌骨筋群までを結び、
姿勢と呼吸、内臓のサポートまで含む“生命の中心ライン”。
主な構成:
後脛骨筋・長趾屈筋 → 内転筋群 → 骨盤底筋群
→ 腸腰筋 → 横隔膜 → 頚長筋・頭長筋 → 舌骨筋群
このラインは 姿勢の深層安定を担い、
YOGATOのセルフケア整体の根幹を成しています。
骨盤を立てる動きや、呼吸の上下の波(横隔膜と骨盤底の連動)は、
まさにこの深前線の働きそのもの。
前鋸筋との関係
前鋸筋は外側線に分類されますが、
深前線の呼吸ユニット(横隔膜・肋間筋)と強く連携しています。
そのため、前鋸筋がゆるむと横隔膜が動きやすくなり、
結果として深前線全体の呼吸の通りが改善されます。
YOGATOのセルフケアでは
・頭頸移行部ほぐし(3つの準備のセルフケアの①)
・横隔膜ほぐしや腸腰筋ほぐしのワーク(3つの準備のセルフケアの③)
・全体調和のあり方のアーサナや日々のセンタリング呼吸観察の時間・・
これらがこのラインを整える土台となります。
補足:深前線は外側線・螺旋線・アームラインすべての“深層の支え”です。
他のラインが動きを担うとき、
その根っこを静かに保ち続ける“中心の柱”のような存在ですね。
