からだをつなぐ筋膜の地図
— Anatomy TrainsとYOGATOのセルフケア整体 —
私たちのからだは、筋肉が“個々に動く”のではなく、
筋膜という薄い膜で包まれ、まるで一本の糸のようにつながっています。
そのつながりを解剖学的に整理したのが、トーマス・マイヤーズ著『アナトミー・トレイン』。
YOGATOのセルフケア整体では、この「筋膜のつながり」を実感的に扱いながら、
からだ全体を“線”として整えるアプローチを大切にしています。
10月29日、本日[浅前線 (Superficial Front Line)]を追加しています。
深前線(ディープフロントライン)、外側線(ラテラルライン)、螺旋線(スパイラルライン)、アームライン(腕線)
現在、この5つのラインについて、
それぞれの働きとセルフケアとの関わりをまとめています。
(追って、クラス内容やコラム他のラインも更新してまいります。)
どうぞ、からだを“つながり”で感じる旅をお楽しみください。
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[浅前線 (Superficial Front Line)]
筋膜のラインを学ぶということは、
からだを“線で見る”という視点を持つこと。
どのラインも単独で存在するのではなく、
重なり合い、支え合い、呼吸とともに動いています。
ヨガのアーサナであれば、
“プレスポイント”で部分的な意識やエネルギーの方向を感じるときにも、
この“つながり”を思い描いてみてください。
すると、部分ではなく全体として、
自分のからだを見つめるまなざしが、少しずつ変わっていくはずです。
セルフケア整体で触れているのは、
筋肉や関節そのものだけではありません。
それらを包み、つなぎ、内側に呼吸を通す・・・
この「筋膜の世界」そのものなのです。
部分を超えて、全体へ。
その気づきが、からだをやさしく整える第一歩になるのだと感じています。
参考文献
トーマス・W・マイヤーズ著『アナトミー・トレイン[第2版]』(医学書院)
※本ページの内容はYOGATOのセルフケア整体の実践に基づく独自の解釈を含みます。
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