白露とは?〜2025年の期間と意味〜
2025年の白露は 9月7日頃〜9月22日頃。
草花に夜露が宿り、秋の訪れをいっそう実感できる時期です。
朝晩は肌寒さを覚えることもあり、からだは自然と「温める」「守る」方向へ。
夏に外へ広がっていた気を内側に収める準備のときです。
虫の声が澄み、空気の透明感が増していくのを五感で感じてみませんか。
白露の季節感を味わうヨガポーズ
パルシュヴァ・ヴィラバドラ・アーサナ(横向きの戦士ポーズ)
白露におすすめなのは、
横向きの戦士のポーズ(パルシュヴァ・ヴィラバドラ・アーサナ)。
足裏で大地を押し、胸と視線を前へとひらくことで、
下半身の安定と未来を見据えるしなやかな強さが育まれます。
夏の余熱を静かに鎮めつつ、
これから深まる秋を受けとめる準備をしていきましょう。
白露におすすめの暮らしの養生ポイント
- 冷え始めをやさしくケア
夜更けや明け方は腹まわりや足首を冷やさないように。白湯や温かいお茶を取り入れて。 - 乾燥に備える食事
なし、ぶどう、いちじく、れんこん、山芋など。呼吸器を潤す食材がおすすめです。 - 静けさを味わう
夜の虫の声や透き通った月の光。自然の静けさに耳を澄ませてみてください。
実践エピソード:息子と私の白露ごはん
ちょうど、息子がお熱を出して喉を痛がっていました。
生の梨はジャリジャリが喉に痛いようで食べられず…。
そこで梨をすりおろして果汁に。夜は レンコンと合わせて鶏つくね にしてみました。
梨は喉を潤し、レンコンは炎症をやわらげる。
昔からの養生の知恵が、食卓の中で生きていることを実感しました。
小さな工夫で、からだも心もやさしく整っていく。
そんな気づきも、季節の贈りものかもしれません。
白露の夜に、心と体に宿る“静けさ”と“芯”
白露は、暑さの勢いが落ち着き、秋の輪郭がはっきりしてくる時期。
“静けさ”が広がるからこそ、自分の中の“芯”を感じやすくなります。
足を大地に根づかせ、背筋を伸ばす。
そのシンプルな意識が、これからの季節を支える確かな力になります。
夜空を見上げれば、透明な空気に映える月や星々。
その光の下で深呼吸をすると、自然と心も静かに整えられていきます。
次号予告:メールマガジンで✨🍐
今回触れた「梨とレンコンの養生ごはん」。
今回ここで書いたレシピの詳細やアレンジは、次のメールマガジンでお届けします。
白露から秋本番へ。
季節に寄り添う暮らしのヒントを、ぜひ受け取ってくださいね。
秋本番へ向かう今、からだと心をていねいに整えながら、
季節の移ろいを味わっていきましょう。
YOGATO うおざきよしこ