<型から自由になる太陽礼拝 ー クリパルヨガが教えてくれたこと>

<型から自由になる太陽礼拝 ー クリパルヨガが教えてくれたこと>

「太陽礼拝」と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは、

決まった流れの一連のポーズかもしれません。

ダウンドッグ、チャトランガ、アップドッグ……。

どのクラスでもほぼ同じように行われる、そんな“型”があるもの。

けれど、クリパルヨガに出会ってから、

私はその「決まりきった流れ」に縛られない

自由な太陽礼拝の在り方を体験するようになりました。

最初は、正直戸惑いました。否、かなりです・・・


それまで私は「太陽礼拝とは大体こういうもの」と思っていたからです。


でも、あるクリパルの先生のクラスで出会った太陽礼拝は、

私の知っている流れとは違っていました。

ポーズの順番は大体一緒だけど,少し異なっていて、

最初は「あれ?」と思ったのを覚えています。

でもその違いには、意図や背景があることを

トレーニング、勉強を重ねることで知りました。


クリパルヨガでは太陽礼拝を「型」ではなく、

(型はもちろんあるのだけれど・・・)

その時その人に必要な“動き”として扱います。

クラシックな太陽礼拝を学ぶことはありますが、

それにとらわれる必要はないのです。

大切なのは、その動きが「今の自分」にとってどんな意味を持つか。

そして、そこにどんな感覚が生まれているのかということ。

たとえば、ある日はアクティブに動いてエネルギーを高める太陽礼拝を。

またある日は、やわらかく呼吸に寄り添う静かなクラシックな太陽礼拝を。

その時の心身の状態に合わせて選び、味わっていきます。

これは、単に“自由に動いていい”ということではありません。

自由とは、自分の状態に気づき、

その上で“何を選ぶか”を大切にすること。

それはクリパルヨガが大切にしている

「内なる観察」と「選択の主体性」にもつながっています。

最近、私は「アドバンスアーサナの実践」を通して、

この自由さの奥にある“集中”と“繊細さ”をあらためて感じています。

たとえば、逆転のポーズや強度のあるアーサナに挑戦するとき、

ただ「深める」だけではなく、

「今、ここでとどまる」という選択も大切になってきます。

そこに「どどまりながら観察できているか」が重要。

自分でコントロールしているという安心感と、

ただ見守っているような静けさが、同時にそこにある。

それが、私にとっての「エッジ」です。

どこまでがんばるか、行ってみるか、、そしてどこで緩めるか。

その絶妙なバランスは、ポーズの“形”からではなく、


“体験”の中からしか得られないのだと、今強く感じています。

(やってみるしかないんですね〜☺︎)

以前私は、かなり頭で考えてヨガをしていました。

「これで合ってるかな?」「正しい形かな?」「安定してるかな」と。

そんな中、痛い部分も体にあったので

「ここで大丈夫かな」そんな感覚もそこにはありました。

今は、ポーズに完全に入る前にまず自分の内側に問いかけています。

「今日は、ここまででいい?」「いま、どんな感じ?」

私の場合、後者の「ここで大丈夫かな」が

自分の内側に問いかけている状態を続けていたのだと思います。。

自由とは、自分の思い通りに動くことではなく、

自分の声をちゃんと聞いてあげることでもあると思うんです。

そして、その声を尊重して「選ぶ力」を育てていくこと。

もう少し深められそう、今日は行ってみよう。

行ってみて違和感があるなら戻る。この繰り返し。

そんなヨガのあり方を、私はクリパルヨガから学び続けています。

YOGATOのクラスでも、

こうした「自分の体験を深める太陽礼拝」を大切にしています。
現在は、ブジャンガーサナ(コブラ)の後、

アド・ムカ・シュヴァーナーサナ(下向きの犬のポーズ)で

“1呼吸”とどまる流れをあえて取り入れています。

これは、小さな「ひと呼吸の余白」を通して、ポーズの余韻を味わい、

からだの反応を観察し、自分のペースを整えるための工夫です。

体力も、体験も、アーサナの深まりも・・・

がず、少しずつ育てていくことを大切にしています。

そして次回の「月の真ん中の太陽礼拝」では、あえてこの“1呼吸の休止”をなくした、

流れるようなバージョンもご紹介する予定です。

動きが変われば、エネルギーの質も変わります。

一つひとつの違いを、どうぞご自身の体験として感じてみてください。

これも新しい「風」かもしれません。

クリパル太陽礼拝は、決まりきった型ではありません。

その日の「私」と対話しながら、呼吸しながら、

“今ここ”に戻ってくるための動きです。

これからも、自由に動けるからだを育てるために、

そして、柔らかく選びとれる心を育てるために。

その基礎となるヨガの時間を、

YOGATOも私自身も大切に続けていきたいと思います。

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。