ヨガと暦と。

ヨガと暦と。[夏至]

ヨガと暦と。

二十四節気(にじゅうしせっき)/夏至(げし)
6月21日頃〜7月6日頃の時期

1年でもっとも昼の長さが長くなる「夏至」。

太陽のエネルギーが最も高まるとされる時期ですが、

実際の私たちの暮らしの中では、梅雨の雨空の下、

太陽の強い日差しというより

“湿”や“熱”を強く感じる頃かもしれません。

しとしとと続く雨、

お天気が良い日も湿度の高い日々、

重たく感じる空気・・・


冷たい飲みものやエアコンの使用も重なって、

内側に「冷えと湿」がたまりやすくなります。

それが巡りの停滞や、だるさ、気分の落ち込みにつながることも。

この時期に大切なのは、

「冷やしすぎないこと」と「内側をめぐらせること」

自然のなかで上へ上へと伸びていく草木のように、

私たちのエネルギーも、

しなやかに上昇していけるように整えていきましょう。

夏至のころのおすすめヨガ

ねじりのポーズ系

・ヴァクラ・アーサナ(簡易の捻りのポーズ)

・ジャシルシャ・アーサナ(片脚前の捻りのポーズ)

湿と冷えが内臓にたまりやすい時期こそ、

お腹まわりをねじってやさしく呼吸を使ってマッサージ。

吸う息で背骨を伸ばし、

吐く息でお腹に優しい刺激を。

内側の巡りを促して、胃腸を元気に整えていきましょう。

動き終えたあと、お腹や背中の中に風が通るような、

すっきりとした軽さを感じているかもしれません。

夏至の養生ポイント

“冷えすぎ”に気をつける

冷房や冷たい飲食物で、意外と内臓は冷えています。

お腹や足元を温める服装を意識して、内側からあたたかく。

湿をさばく食材をとる

とうもろこし、小豆、緑豆、はと麦など、利尿を促す穀類。

生姜や紫蘇、ねぎなど、香りと辛味で巡りを助ける薬味も◎。

うちにこもる熱をゆるめる

暑くてイライラ、気が上がるときには深呼吸を。

ゆっくりと長く吐く呼吸は、心とからだを鎮めてくれます。

・熱や湿をながすのもおすすめ。

脇や股関節に風邪を感じるように広げたり動かす。

・    ・    ・

メールマガジン、先週お送りできておらず、申し訳ございません!

前回のブログでお伝えしていた

『湿り気の季節、土台をととのえる』の内容を

明日6月23日お送りします。

「夏=火」の季節ですが、湿気の多い日本の6月は、

それだけではなく「水」と「土(脾)」のバランスがカギになってくる。

そして「夏至」、自分自身のからだも心も

外に向かう陽のエネルギーと、内に向かう陰のバランス。

どちらにも引っ張られすぎず、真ん中に立つような意識が

この時期を軽やかに過ごすカギになるかもしれません。

どういうふうに過ごすと自然と共にいられるのか、、、

それを教えてくれるのが二十四節気の面白いところですね。

ブログ内容の補足やマニアックな内容を書いたりしています。

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わたしたちのからだも心も、自然の一部。

季節の巡りにやさしく寄り添いながら、

今日という一日をちょうどよく、心地よく過ごせますように。

やさしく、しなやかに。

季節とともに育む、ヨガと養生を。

YOGATO うおざきよしこ