ヨガと暦と。

ヨガと暦と。[寒露]

ヨガと暦と。

ヨガと暦と。[寒露]

二十四節気(にじゅうしせっき)/寒露(かんろ)  

10月8日から10月22日までの時期

秋分を過ぎ、秋が深まっていくとやってくるのが寒露(かんろ)です。

秋分と次の霜降(そうこう)の間に位置する寒露は、文字通り「寒さを感じる露」の時期。

冷たい朝露が降りる頃。秋が本格的に進み、涼しさが一段と増していきます。

(今年はまだまだ夏をひきづっていますね。)


この時期になると、朝晩の冷え込みがさらに強まり、

日中の暖かさとの寒暖差が顕著に感じられるようになります。

木々の葉は色づき、秋の景色がより鮮やかに広がります。

紅葉が少しずつ始まり、

自然の美しさが目に見える形で深まっていく時期でもある。


田んぼでは稲刈りが始まり、収穫の季節が到来する頃。
秋の味覚を楽しめる一方で、
冬の訪れを予感させるような少し冷たい風が吹き始めます。


最朝の空気がひんやりと冷たくなってきたのを感じます。

今日の朝のヨガクラスでは『あー今日が肩を出すヨガの服装は最後の日だな』と感じました。

少し早起きして窓を開けると、街中であっても秋の香りが感じられる。

空は高く澄み渡り、街路樹の足元には朝露がキラキラと美しい。

寒露の時期ならではの静かな美しさを感じる瞬間です。


私たちの体も、次第に冷えに備える準備を始めるべき時期です。

温かい食べ物や飲み物を取り入れ、からだを内側から温めることが大切です。

自然のリズムに合わせて、体調を整えていくことで、

心身ともに健やかに秋を過ごせるでしょう。

秋の経絡『大腸経』は首を通っています。

○大腸経

人差し指の爪の親指側から腕の後ろ外側を巡り肩から首を通って小鼻の横までいきます。

そして土用の経絡でもある『胃経』へ繫がる。

寒くなると肩が上がって首や肩周りが凝りやすくなる。

だからこそ今の秋の時期は意識的に『肩・首』をほぐしたいですね。

現代の忙しい日常の中でも、

季節の移ろいを感じるひとときを意識的に取り入れることが、

心の豊かさに繋がるのではないでしょうか。

寒露が過ぎると、さらに冷たい風が吹き始め、冬が少しずつ近づいてきます。

無理をせず、自分のペースで季節の変化にからだを委ね、

温かい服装や食事で体を整えながら、心地よい秋の終わりを楽しみましょう。

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今回の「ヨガと暦と。」の補足は『首』のセルフケアです。


首(胸鎖乳突筋)のトリガーポイントについてや解説、
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秋が深まる時を楽しみながら、楽しく整えてくださいね。

皆さんが心身ともに健やかでありますように。


YOGATO主宰 うおざきよしこ