ヨガと暦と。[晴明]
二十四節気(にじゅうしせっき)/清明(せいめい)
4月4日から4月19日頃までの時期
春分を過ぎ、桜の花が咲き誇るころ、
二十四節気の「清明(せいめい)」を迎えます。
清明とは「清らかで明るい」という意味。
万物が生き生きと輝き、生命力に満ちる季節です。
草木が芽吹き、鳥がさえずり、春の風が優しく頬を撫でる。
そんな光景の中で、私たちの心も自然と軽やかになっていきます。
気温の上昇とともにからだもだんだんとゆるみ、
活動的になりやすい時期。
けれども、新年度の始まりで環境の変化が大きく、
気づかぬうちに心身の緊張をため込むことも。
だからこそ、春の流れに逆らわず、
ゆるやかに呼吸を深める時間を持ちましょう。
春は「肝」のエネルギーが高まり、
のびやかさや創造性が増す一方で、
過剰になるとストレスや疲れ、そして怒りとしても表れやすくなります。
また、環境の変化が続くことで「肺」にも影響します。
呼吸が浅くなったり、花粉症の症状が現れることも。
そんな時期におすすめなのが 「魚のポーズ(マツヤーサナ)」。
胸を開き、肺のスペースを広げることで、呼吸の深まりをサポートします。
●魚のポーズ(マツヤーサナ)
仰向けになり、手のひらを床につけ両腕を体側においてから
背中側に腕を寄せ入れる。
肘で床を押しながら胸を持ち上げ、肩甲骨を寄せる。
顎をあげ、頭頂を軽く床につけ、首に無理のない範囲でアーチを作る。
ゆっくりと呼吸をしながら、3〜5呼吸キープ。
戻るときは肘で床を押して支えながら、ゆっくりと背中を床に戻す。
<軽減法>
首に負担を感じる場合は、頭を床につけず、肘で支えたまま胸を開くだけでもOK。
腰に違和感がある場合は、膝を立てた状態で行う。
深いアーチが難しい場合は、肩甲骨を寄せるだけでも十分です。
寒の戻りで体が縮こまりやすいときは、
腕を背中の下に入れて肩甲骨を寄せるだけでも胸が開き、
広がりを感じ、気の巡りを促すことができます。
このポーズを行うことで、胸が開き、呼吸が深まりやすくなります。
また、肝経・肺経の巡りを促し、心身の緊張をやさしく解放してくれます。
「清明」の養生ポイントは、、、
・朝の深呼吸で新鮮な空気を取り入れる
朝はすぐに窓を開けてお部屋の空気を入れ替えましょう。
可能なら玄関の空気の入れ替えが◎。
・春野菜(菜の花、アスパラガス、セロリ)を食事に取り入れる
春野菜の苦みには、冬にため込んだものを巡らせる作用があります。
・軽めの運動やストレッチで血流を促す
ゆっくりと歩いたり、ヨガの動きで巡りを整えましょう。
心地よくからだを緩めながら、春の軽やかな流れを感じてみてくださいね。
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清らかな春の空気を感じながら、無理なく、自分らしく。
心身の声を大切にしながら、
ゆるやかに季節を迎えましょう。
ご自愛くださいませ。
YOGATO うおざきよしこ