ヨガと暦と。[春分]
二十四節気(にじゅうしせっき)/春分(しゅんぶん)
3月20日から4月3日頃までの時期
昼と夜の長さがほぼ等しくなり、本格的な春の訪れを感じる時期。
「陰」と「陽」のバランスが取れるこの日は、
エネルギーの切り替わりのタイミングでもあります。
陰陽五行論では秋冬は 「陰」、春夏は「陽」です。
春分を過ぎると、日が長くなり、活動的なエネルギーが高まります。
しかし、環境の変化や気候の移り変わりによって、
気持ちが揺らぎやすくなることも。
そんな時こそ、ヨガや養生で内側のバランスを整えていきましょう。
春は「肝」や「胆」のエネルギーが高まり、のびやかさや創造性が増す一方で、
過剰になるとストレスや怒りとして表れやすくなります。
また、冬から春への大きな変化は「肺」にも影響し、
呼吸の浅さや花粉症などの症状が現れることも。
(花粉症についてはメールマガジンで書きますね。)
この時期は、「肝経(かんけい)」と「肺経(はいけい)」に意識を向けることで、
春のエネルギーをスムーズに巡らせることができます。
前回のコラム[啓蟄]では体側を伸ばし広げるヨガをご紹介しました。
https://yogato.jp/ヨガと暦と%E3%80%82啓蟄-2/
今回は「胆経の通る体側」を開くセルフケアとして、
前鋸筋(ぜんきょきん)を緩める良さについてご紹介します。
・ ・ ・
春は「伸びやかさ」がテーマの季節。
自然が芽吹き、私たちの体もエネルギーが上へ外へと向かいやすくなります。
この流れに深く関わるのが 「胆経(たんけい)」 という経絡。
胆経は体の側面を通り、スムーズな巡りをサポートします。しかし、ここに滞りがあると、
・体側が硬くなる
・首や肩のこりが強まる
・頭が重く感じる
・決断力が鈍る
といった不調が出やすくなります。
そこで 「胆経(たんけい)」が通っている前鋸筋(ぜんきょきん)をほぐしましょう。
前鋸筋は脇の下から肋骨に沿ってついている筋肉です。
前鋸筋は、バストトップの真横あたりから指を肋骨に滑らせ、
肋骨の側面に沿った位置にある筋肉です。
腕を前に出したり、肩甲骨を支えたりする働きがあります。
長時間のデスクワークやスマホ操作で緊張しやすく、
固まると胆経の巡りを妨げてしまうことも。
前鋸筋がほぐれると、
・体側の伸びやすさが戻る
・呼吸が深くなる
・春の巡りがスムーズになる
・肩こり改善も
簡単なセルフケアで前鋸筋をやさしくほぐし、胆経の巡りを整えましょう。
心地よくからだを緩めながら、春の軽やかな流れを感じてみてくださいね。
(※セルフケア方法の画像はYOUTUBEに週末投稿します!)
遅くなりました!こちら、前鋸筋ほぐしの動画もご活用ください。
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春の巡りを助ける養生として前回の体側ストレッチや
今回の前鋸筋(ぜんきょきん)ほぐし、
それ以外にも、、、
・朝の深呼吸で新鮮な空気をたっぷり取り入れる
朝はすぐに窓を開けてお部屋の空気の入れ替えをしましょう!
可能な方は玄関も空気の入れ替えをするのも良いですね。
・春野菜(菜の花、アスパラガス、セロリ)を食事に取り入れる。
・軽めの運動やストレッチで血流を促す。歩くもおすすめです。
軽やかな呼吸を意識して、「あー気持ちいいなー」「あたたかくなってきたなー」
ただ感じてみて下さい。
「今」の自分を大切にしながら、ゆるやかに春のエネルギーに乗る。
そんな時期にして下さいね。
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春のエネルギーを味方にして、
心地よい毎日を過ごしましょう。
YOGATO うおざきよしこ