<股関節のやわらかワーク ― 経絡セルフケアで胡座を楽に>
あぐらの姿勢で座るとき、
股関節や腰に詰まるような感覚を覚える方は少なくありません。
私自身も以前はひどい反り腰と腰痛があり、
苦手なポーズのひとつが胡座の姿勢、スカーアーサナ(Sukhāsana)でした。
腰を立てているつもりでも、指摘されることばかり・・・(トレーニングの場でです。)
その中で数年前までしつこく取り組んでいたのが、
今回の「股関節のやわらかワーク」です。
お腹や横隔膜ほぐしと並行して続けることで、少しずつ胡座の姿勢が楽になっていきました。
筋肉や関節をただほぐすだけではなく、からだをめぐる経絡をやさしく整えることで、
股関節まわりはふんわりとゆるみ、自然と胡座が取りやすくなります。
地味な作業ですが、じわじわと効いてきます。
脚から股関節へとつながる三つの経絡――
胃経、胆経、腎経を意識したセルフケアをご紹介します。
方法はシンプルで、
経絡に沿って「つまんでほぐす、ずらす」、そして「なでて流す」。たったこれだけです。
まず胃経です。
太ももの前外側を膝から股関節に向かって二回ほどつまみ、離します。
その後は股関節から膝へ向けて、やさしく撫で下ろします。
胃経は腰の張りや胃の不調、膝の違和感に関わる経絡で、
整えると腰や背筋が自然に立ちやすくなります。
次に胆経。
太ももの外側ラインを膝から股関節へ向かって二回ほどつまみ、離します。
その後は股関節から膝にかけて、外側をすっと撫で下ろします。
胆経は側腰の硬さや外ももの張り、春先の不調とも関わる経絡。
整えると股関節のつまり感が減り、脚の軽さを感じやすくなります。
外側が柔らかくなることで、縮むこともできるようになるから脚が開きやすくなります。
最後は腎経です。
内もものラインを膝内側から股関節へ向かって、ここも二回ほどつまみ、離します。
その後は膝の内側から内ももを通り、股関節・鼠径部まで撫で上げます。
腎経は冷えやむくみ、腰のだるさや疲労感に関わる経絡。
整うと水の巡りがよくなり、下半身からじんわり温かさが広がり、
脚が開きやすくなり、胡座が楽になっていきます。
三つの経絡を意識して「つまむ→流す」を行うと、
股関節まわりがやわらぎ、からだ全体の安定感が増していきます。
特に腎経は生命エネルギーの根っことつながる場所。
おやすみ前にゆっくり取り入れると、安心感に包まれるようなケアになります。
そして、この股関節をゆるめるケアは、
ヨガの実践で大切にしている「腰を立てる」という座位の起点へと自然につながっていきます。
「きそきそよーが」での実践や
「プレスポイント」を多用するヨガのクラス前の準備としても最適です。
小さな積み重ねが、安心して座れる土台をつくっていきます。
継続は、、、ゆるみなり✨
今日も最後まで、ありがとうございます。