<ヨガを始めるときに『意図』を持つことについて>
ヨガの練習を始める際、心に「意図」を抱くことはとても大切です。
英語で「intention」と表される意図とは、単にゴールを目指すものではなく、
自分の深い動機や心の願いに耳を傾けること。
意図があることで、
自分の心に興味や好奇心が芽生え、集中力や行動力が内側から湧き上がるのです。
例えば、何気ない日常の中でも、
自分の関心にふれる瞬間には自然と意識が向くことがあると思います。
同じように、ヨガの練習でも「今日は自分がどんな気づきを得たいか」
「どんな思いでからだを動かしたいか」
といった意図を持つことで、体験がより深く、集中力が増していきます。
これはヨガだけでなく、日常の生活にも役立つものです。
クラスの最初に意図を持つ
クリパルヨガでは最初に「自分は何を求めているのか」
「どのように体や心と向き合いたいのか」
といった意図を確認する時間を大切にしています。
この意図を抱くことで、ただ指示に従うだけでなく、自分の内側の声を聞き、
主体的にヨガに向き合うことができるでしょう。
YOGATOのクラスでも「意図」を持つことのお声がけをしたいと思っています。
●『ヨガニドラ』とサンカルパ(大願)
特に「ヨガニドラ」では、サンカルパ(大願)という、
自分の本質的な願いや望みを内側から呼び覚ますプロセスが大きな意味を持ってきます。
サンカルパを通じて、
心の奥深くにある「どうありたいか」という問いに触れる機会を得るのです。
ときには何も思い浮かばないことがあるかもしれませんが、焦らずに。
それでもかまいません。サンカルパとは、直感や体験から生まれるもの。
呼吸を感じ、からだの流れに意識を向けながら、
「どうありたいか」を少しずつ探っていきましょう。
長年かけてサンカルパ(大願)は作っていくものだと思います。
この数年間、これからも人生についてたくさん考えていた時間が多い方は
サラッと大願が見えるかもしれません。
その前にまずは「意図(小願)」日々の暮らしやヨガの時間
どう過ごしたいのかの願いです。
・小さな日々の「意図(小願)」は、練習中のちょっとした願い。
・さらに、自分の人生の本質的な望みや深い願い、それが『大願』です。
小さな日々の「意図(小願)」が思い浮かばない時は例えばですが・・・
〇 私は練習が終わるまで自分をみています
〇 私はずっと穏やかでいます
〇 私は穏やかで続けます
〇 私は出会う感覚すべてを見守ります
〇 私は感情をやさしく受け止めます
もし、自分の感覚に近いものがあれば心の中で3回言ってみてください。
日々の意図を持って過ごすことを繰り返すことが、
やがて自分の大きな願いにつながっていきます。
ぜひ言葉は肯定的に、叶っているように、そうなっている様子で言語化してくださいね。
<例>
私や家族が幸せになりますように。
↓
私や家族は幸せです。
私や家族は幸せでいます。
ひんやりと寒くなる秋冬の時期こそ、
ぜひ自分の心の内側と対話する時間を持ってみてくださいね。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。