20250201
<イレギュラーな状況に乱される時ーヴァータ・風邪(ふうじゃ)>
2月1日、、、
いつもの朝のルーティンからイレギュラーな状況になった私は
ソワソワ。何だか落ち着かず、、、いつもはサクッと書き出す
このコラムが書けない!!!そんな状況に陥っていました。
この時私にどんなことが起きていたのでしょうか?
冬、中医学や陰陽五行論で見ると冬の時期は
「木火土金水」この5ゆの要素の「水」と言われます。
そしてヨガと姉妹的なアーユルヴェーダでは
「ヴァータは(風と空)」の要素が強くなると言われます。
あ、ここは違うんだーと思うのですが、
医学や陰陽五行論にも「風」の要素の考え方は同じくあり、
「風邪(ふうじゃ)」と呼ばれます。
ヴァータは 「風」と「空」 の性質を持ち、乾燥しやすく、冷えやすいのが特徴です。
秋からだんだん強くなり、特に寒い冬の時期にかけてヴァータが乱れやすく、
不調が出やすい時期でもあります。
また冬から春へと移っていく時期も「ヴァータ(風)」の要素が強くなると言われます。
何を書きたかったかと言いますと、
イレギュラーな状況が私の身に起きたことによって、
「ヴァータ(風)」の要素がブワッと増え、いつもの朝の落ち着きを失った。
いつもの感覚で思考がスムーズに働かず、「書く」ことができなかった。
こう言うことが起きていたのです。
時系列に状況を書くと、、、
「あ、書けない。」→ただみる・現状把握
「ふわふわしているなー。」 →観察(今を見る、見守る)
(あーそうか、ヴァータが高くなったのか、、) →受容(今のあるがままを認める)
数分座り、あ!これを書いてみよう。 →変容(行動を起こす)
地味な日常に起きることも、よく観察すると
上のようなことがクリパルヨガの視点から見ると起きています。
(「変革・トランスフォーメーション」については
また別の機会にじっくり書いてみます。)
なんだかうまくいかない。そんな時は今から書いていくことが
効果的な場合があると思うので参考にしてみてください。
●ヴァータの特徴と整え方
体質:冷えやすい、乾燥しやすい、軽やか
性格:好奇心旺盛、自由な発想、エネルギッシュ
乱れるとどうなる:不安、不眠、便秘、疲れやすい
・整えるポイント
温かく、潤いのある食事(スープ・煮込み料理)
規則正しい生活と休息(睡眠・リラックス)
ゆったりしたヨガや深い呼吸
秋冬は、ヴァータを落ち着かせることが心とからだの安定につながります。
こうしてみてみると、整える方法は陰陽五行論や中医学とほぼ同じです。
脚を整え、骨盤・尾骨を丁寧に動かすことで下半身が安定し落ち着きます。
脚が影響する「腎・膀胱の経絡」と整え方も近しいです。
・ ・ ・
●ヴァータと「風(風邪)」の共通点
ヴァータは「風・空」の要素を持ち、軽さ・乾燥・冷たさ・動きが特徴です。
中医学でいう「風邪(ふうじゃ)」も、変化が速く、
動きを生む不安定なエネルギーとして捉えられます。
動きが多い → 気や血を乱す(不眠・めまい・焦燥感)
乾燥しやすい → 皮膚の乾燥・便秘
冷えやすい → 手足の冷え・循環不良
中医学では、「風」の影響を受けやすい人は 、、、
腎(じん) 冬、水の要素(寒・潤い・蓄える)
肝(かん) 春、木(伸びる・巡る・成長)
脾(ひ) 土用(特に梅雨)土(消化・吸収・支える)
これらをを整えることが大切とされます。
・腎を養う(温める) → 冷え対策をする。
・エネルギーの安定→ 黒豆・くるみ・山芋などを食べる。
・肝の気を整える(ストレスケア) → 不安や緊張を和らげるために、
深呼吸・ヨガ・リラックスする時間を作る
・脾を補う(胃腸を整える) → 消化を助け、気血を養う
暖かい食事、甘味(かぼちゃ・栗・その季節の黄色い食べ物)を摂る
●ヴァータと陰陽の関係
ヴァータは 「陽」 の動きの要素が強いですが、
乾燥や冷えの質は 「陰」 の不足とも関連します。
つまり、ヴァータが乱れると、
「陽が過剰に動き、陰が不足する」 というバランスの崩れが生じます。
そのため、ヴァータ体質の人は
「陰を補い、陽を穏やかにする」 ことを意識するとよいでしょう。
温かい食事・ゆっくり動く → 陽の過剰な動きを抑える
十分な休息・潤いのある食事 → 陰を補う
ここでわかることが一つ。
「イレギュラー」なことが私をみ出したのではなく、
陽の過剰な動きによってヴァータの要素が高くなった。が正しいということです。
逆に言うとイレギュラーな時も、ゆったりした気持ちでいれば
ヴァータが乱れることもない。と言うことが見えてきます。
(私はそそっかしいので、ヴァータが乱れやすいタイプです。
そして代行のクラスは「美尻ヨガ」でした。
かなり力強く声もだし動いて陽の氣が高まりすぎた。。。といえそうです。)
・ ・ ・
ヴァータを整えることは、
中医学的にも「風邪(ふうじゃ)」を鎮め、心身の安定につながるといえます。
ヴァータは突発的な出来事や、
普段と違うリズムによって、あっという間に乱れがち。
だからこそ、朝起きる時間や夜寝る時間をできるだけ一定にし、
疲れを感じたら少し長めに眠ることを心がけるといいですね。
また、ヨガやウォーキングなどを取り入れながら、
しっかり休むことも大切。
たとえば、深呼吸をして数分間ただ座るだけでも、
落ち着きを取り戻し、ヴァータを整えるリズム作りになります。
ヴァータが乱れたときの対処法を少し知っておくだけで、
日常のさまざまな場面で活かせるのではないでしょうか。
心とからだのバランスを整える、
小さな習慣を大切にしていきましょう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。