4月の締めくくり、季節は「春土用」の真っ只中です。
春土用は、立夏の前後およそ2週間。
なんとなく身体が重い、胃がもたれる。
そんな理由のない不調を感じてはいませんか。
この時期のゆらぎは、自然なリズムのひとつです。
無理に整えようとするのではなく、まずは気づいてあげることから。
今回は、土用の時期に大切にしたい「養生」と、
内側を整える感覚についてお伝えします。
東洋医学では、土用の時期は五臓の「脾(ひ)」、
つまり消化器系に負担がかかりやすい時期とされています。
「脾」は、食べたものをエネルギーへと変え、
からだを養う働きを担っています。
対になる胃の経絡とともに、
消化吸収の働きがゆらぎやすい時期です。
太陽礼拝の動きはこの巡りを促します。
呼吸とともにお腹まわりに意識を向けてみると、
胃や脾の巡りも、自然と整っていきます。
食べ過ぎていないのに胃が重い。
そんな朝は、生え際、目の下をやさしく緩めてみてください。
手の温かさ、温度を当てるだけでもいい。
目の下からお腹を通って足元へ続く「胃の経絡」は、
顔の筋肉とも深くつながっています。
顔の強張りがゆるむと、
連動するように胃腸の緊張もほどけていきます。
今できる、春土用の簡単セルフケア
無理に動こうとせず、
まずは小さな習慣で「余白」をつくってみましょう。
1. お腹を温める
へそ下あたりを温めると、内臓がゆるみ、安心感が生まれます。
2. よく噛む
消化を助けることは、脾の働きをやさしく支えます。
3. 呼吸の音を聴く
何もしない時間を持つことで、内側の波が静かに落ち着いていきます。
・ ・ ・
土用は、季節が移り変わるころ。
無理に適応しようとせず、
自分の中にある感覚とともに、ゆったりと過ごしてみてください。
この静かな時間が、
次にやってくる新緑の季節への、やさしい橋渡しになります。
YOGATOのクラスでは、こうした季節のうつろいに合わせた
身体の整え方を大切にしています。
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