土用とは、季節が切り替わる前の「つなぎ目」の時間。
今はまさに、冬から春へ向かう途中です。
進みたい気持ちと、まだ留まりたい感覚が、
からだの中で行ったり来たりします。
この時期、無理に前へ進もうとすると、
どこかで重たさや引っかかりを感じることがあります。
それは、止まっているのではなく、
揺れているということ。
土用の「土」のエネルギーは、一直線に進む力ではなく、
やさしい波のように行き来する力。
行ったり来たり、
離れたり、近づいたり。
この一定の往復運動そのものがからだを整える働きになります。
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冬土用に入ると、からだの奥で反応しやすくなる場所があります。
それが、仙骨と背骨の背面。
仙骨は骨盤の中央にあり、背骨の「土台」となる場所。
ここは大きく「動かす」よりも、揺れを受け取る役割であり土台を担っています。
考えすぎたり、先を急ぎすぎたりすると、
仙骨まわりはだんだんこわばっていきます。
土用の時期には、大きな動きよりも単調でやさしいリズムがよく合います。
今日も行った仰向けで行う「一定リズムの脚キック」。
毎月一度、確認のためにも取り入れている
「仙骨と背骨を整えるセルフケア整体」は、とてもシンプルです。
仰向けになり、脚を組んで、
「トントン、ぽんぽん」と小さく脚をキックするだけ。
ポイントはがんばらないことです。
大きく動かさないこと。適当に蹴るくらいでバッチリです。
そして、同じ一定のリズムを保つこと。
速くも、遅くもせず「トントントン」というテンポで淡々と続けます。
このキックの振動は、かかとから脚へ、骨盤へ、
仙骨へ、背骨を通って頭蓋骨へと波のように伝わっていきます。
背骨を動かそうとしなくていい。
整えようともしなくていい。
ただ、揺れが伝わるのをそのまま受け取ってみてください。
土のエネルギーは、「行ったり来たり」の中で整っていきます。
呼吸の「吸う・吐く」も、同じです。
ここで大切なのは、何かを変えようとしないこと。
待つこと。
落ち着く日もあれば、少しそわそわする日もある。
波が大きくなることもあるけれど、それでいい。
その揺れはやがて静かになっていきます。
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冬土用は、前に進まなくていい時間。
でも、何もしない時間でもありません。
一定のリズムで、小さく揺れ続けること。
それが、次の季節へ自然につながる準備になります。
波のように、
行って、戻って、、、繰り返す。
そのやさしい往復が、土のエネルギーを養い、
からだの奥に「安心」「安定」という感覚を残してくれる。
この冬土用はこれから2月3日まで続きます。
日々のリズムを大切に、静かに次へ向かうために。
どうぞ心地よく揺れてみてください。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございます。
