<日常にそっと入れるセルフケア>



<日常にそっと入れるセルフケア>



今日のクラスでは、太陽礼拝の後に

「横向きのねじりの前屈(パリヴリッタ・パシュチモッターナーサナ)」を行いました。


意外とこのポーズ、肩甲骨の裏側にも刺激を与えてくれるんです。

十分にからだを動かした後、後半に取り入れると心地よく深まります。

その延長で、クラス後に長座の姿勢から反対側の足裏を手でクロスして持ち、

かかとを前に押し出しながら伸びを感じていくストレッチもご紹介しました。


肩甲骨や背中の上部を後ろに押し出すことで、

「いつもは触れられない奥」にアプローチするような感覚を探れるのです。

ヨガの前後に、今必要な動きをそっと入れてあげる。
そんな小さな工夫が、

からだの整い方をぐっと変えてくれます。

そして最近の気づきをひとつ。
この夏、23年ぶりに自転車を解禁しました。


不注意な性格なのでずっと避けていたのですが、

必要に迫られて乗ってみると……やっぱり風が気持ちいいですね。

けれど数日続けていると、びっくりするような股関節の痛みが出てきたのです。

久々の「かなり痛い」の感覚でした。

そこで観察しました。私はどう自転車に乗っているのか?

まず尾骨。後ろに突き出して腰がそっていました。


直そうにも、変に今度は骨盤が後に倒れる、、、

サドルに座るという姿勢に慣れていないので骨盤の位置が迷子。


さらに気づいたのは、ペダルを踏むときに膝が内側に入っていたこと。


「ああ、原因はこれだ」と気づいてからは、

朝晩にあまりできていなかったセルフケアを足すようになりました。

私自身の最近の習慣としては、

寝る前に腸腰筋をほぐす(股関節からおへそのあたりまで)。


最近は朝起きたら、まずは膝揺らしから始め、

内臓をゴソゴソと調整して一日をスタートしています。

ていねいでなくても大丈夫。だいたいで良いんです。

時間があればそこから腸腰筋ほぐしをささっと入れます。


撫でる、揺らす、手を当てて呼吸す・・・ただそれだけでいいのです。

「自分のための静かな時間」を少しでも持つこと。


きっとそれが、日常の中で一番のセルフケアになるのだと思います。

何度かお話ししていますが、、、実は今、肩についても実験中なんです。

皆さんにお伝えしている肘下や脇下の肩甲骨ほぐしを続けるなかで、

自分の中にまだ開発されていない“未開の地”を発見しました。

自分のからだも心も、じぶんしかわからない。

でも、ほんっとうに注意深く観察し続けていると、


「え、こんな感覚が眠ってたの?」と、

自分すら知らないことに出会う瞬間があるんです。
それがまた面白い。

これはヨガのアーサナが深まっていく段階とも似ていますね。

やっぱり楽しいんです!

楽しい、、、は大事な要素ですね。

この感覚をもう少し観察して、考察がまとまったら・・・


セルフケア整体として新しい形でお届けできると思います。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。