<「できない」のではなく「癖」なだけ – 前屈から見えるからだの使い方>

<「できない」のではなく「癖」なだけ – 前屈から見えるからだの使い方>

私はこの9年間、ヨガの指導を始めてからの前半(4-5年)を、

自分の腰痛や不調と向き合う時間として過ごしてきました。


セルフケア整体とヨガの叡智のおかげで、全く動けないような状態からは抜け出しましたが、

痛みそのものや不安はすぐには消えず、数年にわたって

「なんでこうなるのだろう」と自分のからだを見続けていたのです。

痛みがだいぶ楽になってきた頃からは、食事の見直しにも取り組みました。

小麦が自分のお腹の不調の原因だと気づいてやめ、

2018年からはグルテンフリーを継続しています。

体型のお悩みや、痛みも、そしてなんとなくの不調(不定愁訴)を抱える時には、

食事に目を向けることも大切だと感じています。

さて、今日のきそきそよーが〈前屈〉では、

特別編として「背中を床に付けた状態での前屈」を行いました。

股関節の屈曲を最大限促し、

相反抑制を活用して全身のつながりを感じる・使うワークです。

座位の姿勢で行うと、

胃のあたりから背中が丸まり、お腹のエネルギーが抜けてしまう場合もある。

頭では「背骨がまっすぐ」と思っていても、

実は丸くなっていて、背中や腰に余計な張りを残してしまうことは多いのです。

それは「できない」からではなく、ただの「癖」で起きていることが非常に多いのです。

もしそこにセルフケア整体を取り入れて部分的に緩めたり、

痛みを和らげるケアを並行して行えたら、からだの未来は大きく変わっていきます。

「できない」のではなく、「まだ知らないだけ」。

だからやり方を「知って実践する」

その気づきが積み重なっていくと、

安心と変化を育むヨガが生まれていきます。

難しいアーサナを繰り返し練習しなくても、

「あれ、できるようになっている」と気づく瞬間に出会える。

そんな経験を、私はこれまで何度も重ねてきました。

・    ・    ・

人間ですから、風邪も引くし、もちろん痛いところも出てきます。

それは当たり前のこと。

でも、そのまま放置しないことが大切です。

しょうがない・・・ではない場合がほとんどだったりするんです。


自分のからだを、可愛いこどもを大事にするように扱ってみてください。

みること、まずは観察すること。

不調には必ず何かしらの「癖」や「原因」「行動」が隠れています。

私自身、実は最近ずっと痛い場所がありました。

ここ数ヶ月明け方になると息子がジリジリと私の手を探してやってきます。

そこまでは可愛いのですが……。


手を好きな方向にぐいっと持っていくので、

そのせいで肘をひねってしまい何度痛めたことか。

放置すると肘の炎症から手首、肩の痛みになっていくのです。

最近は少し学んで、手を持たれたら脇を締めて軽くガード。

好き勝手には動かされないように守るようになりました。

例としてはイマイチでしたが、

日常の中に、からだを大事にする工夫はたくさんあるんですね。

そうなった経験は生かされるのです。

そして、腰痛のある方にひとつおすすめ。

顔を洗面所で洗うときに、今日の「相反抑制」を思い出してみてください。

膝を曲げて、腰を立てる——

背筋を伸ばし、お腹も背面も一緒に働かせる。

それだけで痛みが軽くなる場合があります。

今日もクラス中にお話ししました。

腰やお尻、腿裏を使いすぎている、無意識で”酷使”しているんですね。

腰痛の方「膝を曲げて腰を落として顔を洗う」癖をつけてみてください。

そして引き続き、TrpYT 30〈腰痛〉のお腹をほぐすことも続けていきましょう。

前屈は奥深いですね・・・。

「伸ばしすぎ」は、その後の筋肉を硬くしてしまう原因にもなります。

以前コラムに書いた、これです。

ぜひ今日の寝転びバージョンも練習してみてくださいね。

いつもと違った発見や体験があるかもしれません。

今日も最後まで、ありがとうございます。