セルフケアをお伝えし続ける理由② –
ヨガや運動をしている方こそしてほしい
ヨガを深めている方、運動やワークアウトをしている方にこそ、
ぜひ「セルフケア」を意識してほしいと思います。
からだの柔軟性や力強さを増していく、
その一方で、身体にかかる負担が大きくなっている場合があることも現実です。
ヨガや運動をしながら整体や鍼灸、何かしらのケアを受けている方も多いです。
そのケアを自分でできたら良くないですか?
現在、何かしらのケアを特に何もしていなければ、
「セルフケア」を加えることによって、
身体としての変化・進化も起きる可能を秘めています。
実は、痛みを抱えながらヨガを続けている方が
意外に多いことに気づきます。
自分が持っている現在の限界や不調に気づきつつ、
それでもハードなレッスンに参加し続ける。
無理をして痛みを抱えたままヨガをしても、
からだは本来の力を発揮することができません。
そこで大切なのが、「セルフケア」です。
ここでの「セルフケア」は自分のからだと対話しながら、
心とからだの調和をとるための時間です。
本来の「ヨガの目的」
「ヨガとはチッタ・ヴリッティを鎮めることだ。」
(Yogaś citta-vṛtti-nirodhaḥ)
と同じではないか、と思います。
(死滅することだとも多く訳されます。)
ヨガや深めていく中で、いかに自分を大切にし、
過度な負担をかけずに進んでいけるかが、
最終的には大きな変容や安心をもたらすのではないかと思います。
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Yama・やってはいけないこととされる5つの戒め
Niyama・やるべきこととされる5つの教え
Asana・座法、ヨガのポーズ
Pranayama・呼吸法
Pratyahara・感覚の抑制
Dharana・集中
Dhyana・瞑想
Samadhi・悟り
これら八支則に
「痛みを乗り越えること」が同時進行しているとは誰ひとり
ヨガの実践者であれば思いません。
でもいつの間にかそうなっていたり、我慢していたりすることもある。
ポーズを深める。鍛錬する。
そのために反復の練習、日々のプラクティスは当然必要ですが。
そこにもし「痛みが多少あること」が当たり前になっていたら、、、
ちょっと立ち止まって「見守って」見ませんか?
これはヨガや運動だけの話ではないですね。
日常生活でも同じ。
「ヨガ」以外の、からだのケアをすることで、
痛みや不調が改善し、さらなる変化が見込めるのです。
そこには「平穏」「安心」といった心の安定もついてくる。
セルフケアは自分のからだと心に耳を傾けること。
例えば、体調がすぐれないときは無理をせず、
休むことも一つのセルフケアです。
無理して続けていると、からだが本来の状態を取り戻せず、
さらなる不調を引き起こす原因になることもあります。
だからこそ、ヨガを深めている方ほど、
自分を大切にするセルフケアの時間を積極的に取り入れてほしいと思うのです。
ヨガを深めることで得られる気づきや変化は、
本当に素晴らしいものです。
でも、それを実現するためには、無理なく、
自分のペースで進んでいくことが何よりも重要です。
からだの声を聞き、心の声を聞きながら、
少しずつでも変化を感じながら、自分のペースで進むこと。
それが、より大きな成長を引き寄せる鍵になると信じています。
まだもう少し寒い日々が続きそうですね。
皆様、ご自愛ください。