明日4月17日は新月。
空に月の姿は見えませんが、
見えない闇の奥では
次の「満ちる」ための準備が静かに始まっています。
何かを始める前に、まずは静かに聴くこと。
外に向かう前に、内なる静けさを取り戻すこと。
春の芽吹きが力強く進む今の季節だからこそ、
その勢いに流されず、
一度立ち止まって「内側を整える」というあり方を、
からだの感覚とともに眺めてみたいと思います。
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月礼拝の動きの中で、
私たちは何度も「横にひらく」という動作を繰り返します。
特に、足幅を広く取って腰を落とす「女神のポーズ」や、
深く踏み込みながら上がっていく「三日月のポーズ」では、
股関節の内側が静かにほどけていきます。
太ももの内側がゆるみ、骨盤の奥に余白が生まれるとき、
呼吸もまた自然に深まりやすくなります。
足元の緊張がほどけることが、そのまま呼吸の広がりへとつながっていく。
月礼拝で感じるあの「内側へ静かに広がる呼吸」は、
こうした全身のつながりの中で起きています。
月礼拝ができない時なら、
そっと足の付け根に手を置いてやさしく撫でてみてください。
そこに呼吸を届けるように一息つくと、
お腹の奥に静かな空間がふわりとひらく感覚があるかもしれません。
内側が整うというのは、
何かを強く変えることではなく、
もともと備わっている流れに、
そっと戻っていくことなのだと思います。
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骨盤は「季節を映す鏡」です。
立つ・歩く・呼吸する、そのどれもが、
日々のからだの状態を映しています。
春は、自然と外へ向かう力が高まる季節。
だからこそ今は、一度足元に意識を戻し、
静けさのほうへと重心を預けてみる時間でもあります。
月礼拝は、
その「ひらく」と「戻る」のあいだを行き来するような動きです。
ただ形を作るのではなく、
内側のバランスを感じながら、ゆっくりと揺れていく。
その静かな揺らぎの中で、
私たちは自分の中にある陽と陰のリズムを思い出していきます。
外側の世界がどれほど騒がしく、変化が速くても。
まずは自分の内側の静けさを聴くこと。
足裏から伝わる大地の感覚を、骨盤の奥で受け取ること。
新月の夜。空っぽになったからだの中に、
静かな光が満ちていく準備が始まっています。
吸って、満ちる。
吐いて、手放し、ゆるむ。
その繰り返しのなかに、確かな「今」があります。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
