春のゆらぎのなかで、
からだを整えようとすると、
かえって動きが止まってしまうこともあります。
そんなとき、内側では何が起きているのでしょうか。
春は、からだの内側から動きが生まれてくる季節です。
冬のあいだに蓄えられていたものが、
少しずつ外へと向かいはじめる。
その流れは、思っているよりも繊細で、
まだ不安定なこともあります。
そんなとき、私たちはつい「整えよう」としてしまいます。
呼吸を深くしようとしたり、
姿勢を正そうとしたり、
どこかをゆるめようとしたり。
けれど、その意識が強くなると、
からだはかえって静かに止まってしまうことがあります。
だから呼吸とともに待つのです。
お腹を持ち上げている感覚、
肋骨の下にあるその空間、
呼吸に合わせて、からだはどう動いているか。
そこにあるのは、
動かす前から、
すでに流れている、微細な気配。
内臓は、筋肉のように
意識で直接コントロールすることはできません。
だからこそ、強く働きかけようとすると、
その動きはかえって遠のいてしまいます。
けれど、触れて、感じて、待っていると、
少しずつ、内側から動きが戻ってくる。
それは、整えた結果というよりも、
もともとあった流れが、
自然に現れてきた状態なのかもしれません。
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春は、外の変化が大きいぶん、
内側もそれに応えようとして、
ゆらぎやすくなります。
だからこそ、無理に整えようとするのではなく、
今どんな状態にあるのかを、
やさしく観察していくこと。
そう過ごしていると
結果的に、からだのめぐりを支えていきます。
整えることを少し手放してみると、
内側には、
すでに動こうとしている力があることに気づきます。
その流れを、急がず、
静かに見ていく時間を大切に過ごしたいですね。
今日も最後までありがとうございます。
