<呼吸と姿勢を支える ― 横隔膜と腸腰筋のセルフケア>

<呼吸と姿勢を支える – 横隔膜と腸腰筋のセルフケア>

肩や腰のこわばりを感じるとき、

ついその部分を直接ほぐしたくなるものです。


けれども本当の意味で呼吸や姿勢、肩や腰の不調を整えるには、

からだの奥にある横隔膜と腸腰筋にやさしく触れていくことが欠かせません。

横隔膜は呼吸の主役。息を吸うたびに上下に動き、肺の働きを助けています。

呼吸が浅くなると横隔膜も固まり、胸や背中に重さを感じやすくなります。

ここをほぐすことで呼吸は深まり、自然と心も落ち着きを取り戻していきます。

“腸腰筋”は大腰筋と腸骨筋を合わせた呼び名で、背骨と股関節をつなぐ深層筋です。

ここが緊張していると腰が反ったり丸まったりしやすく、

股関節も詰まった感覚になります。

やさしくゆるめてあげることで骨盤が立ちやすくなり、座る姿勢の安定感が生まれます。

セルフケアの方法はとてもシンプル。

いつも「TrpYT トリガーポイント・ヨガセラピー」の準備で行っている”3番目の横隔膜ほぐし”です。


横隔膜はみぞおちの少し下、

肋骨の内側に指先を添え、呼吸に合わせてやさしく押し入れるようにします。

強さはごく軽く、痛みを感じない程度で十分です。

呼吸に合わせて軽く押したり、

手の温かさを伝えるだけでも私たちのからだはゆるんでいきます。

こうしたケアを続けると、股関節の自由さと腰の安定感が自然に育っていく。

先にご紹介した股関節まわりの経絡セルフケアと組み合わせると相乗効果が高まり、

「腰を立てる」という座位の起点がいっそう取りやすくなるのです。

このような理由から、横隔膜と腸腰筋のセルフケアを継続しながら、

「股関節のやわらかワーク」をぜひ続けてください!

横隔膜と腸腰筋は、からだの中心を支える存在です。

日々の暮らしの中で少しずつゆるめ、

呼吸と姿勢がのびやかに広がる土台を育ててみてください。

小さな積み重ねが、安心して休めるからだ、

そして自然に整う姿勢へとつながっていきます。

今日も最後まで、ありがとうございます。