<体節が動き出すとき —— セルフケアの後に訪れるだるさの意味>
セルフケア整体のあとに「だるさ」や「重たさ」を感じたことはありませんか。
もしくは深いマッサージやエステなども同じような
「だるさ」や「重たさ」が起きる場合があります。
特にお腹まわりをじっくりほぐした後、
何とも言えない疲れのような感覚が出る方もいるかもしれません。
セルフケア整体を始めて間もない頃は特に起きやすいです。
実はそれは、からだが深く変わり始めた合図なのです。
私たちのからだは「体節」と呼ばれる分節構造で成り立っています。
竹の節のように、筋肉・神経・骨・内臓・皮膚がいくつかの単位にまとまり、
それぞれが連動しています。ひとつの節に刺激を与えると、
そのまとまり全体に波紋のように変化が広がるのです。
たとえば今日のクラスでは〈仙骨/背骨〉に〈首/頭〉を重ねる構成で行いました。
準備として横隔膜をゆるめるワークも取り入れましたが、
横隔膜を緩めると、呼吸が深くなり、腰や背骨が軽くなるのを感じる時があります。
これは深前線のつながりがスムーズになり、
さらに体節同士が連動し、本来のリズムを取り戻し始めたサインです。
一時的に出てくる「だるさ」は、不調ではなく再調整の途中段階。
長く締めていたコルセットを外した瞬間の「ぐにゃっ」とした感覚に似ています。
緩んで開放されつつ、まだ安定していない。
その移行期だからこそ、だるさや重さが顔を出します。
こういった変化を「好転反応」と表されることもありますが、
この場合ここで起きているのは少し異なります。
体節という分節構造に物理的な変化が起こり、
そのまとまり全体が新しいバランスへ移行する過程で、
だるさや重たさとして感じられているのです。
あくまで再調整の途中段階なのです。
ただし、ここで「痛み」として強く出る場合は少し注意が必要です。
セルフケアで整えきれない不調の背景に、筋肉や筋膜だけでなく
臓器の状態などが関わっていることもあります。
その際は無理をせず、必要に応じて医療機関のサポートを受けてください。
(よくあるのは腰痛の痛みが内臓疾患だったという場合です。)
現代に生きる私たちは、東洋医学や自然療法、そして西洋医学、現代の医学……
それぞれをバランスよく取り入れながら、
ここにも「波乗り」が必要なのではないかと私は思っています。
・ ・ ・
セルフケア整体のあとに大切なのは、からだに優しく寄り添うこと。
水分を補い、大きな筋肉をやさしく摩ったり、
静かに横になったりして、変化を落ち着いて見守ってください。
YOGATOのセルフケア整体は、ただ凝りを取るためのものではなく、
体節や筋膜・筋肉・内臓を通してからだ全体を整え、
背骨の微細な動きや骨盤の安定へつなげるための時間です。
だるさを「変化の始まり」と受け止められると、
安心してからだをゆだねられるようになります。
ここで書いたセルフケア後のだるさだけでなく、
日々の生活の中でふと”からだのだるさ”を感じたときも、
「この繋がりを整えるサインがやってきた」と受けとめてみるのもいいですね。
今日の余韻として、ご自身のからだにそっと耳を澄ませてみてください。
感覚を信じ、整っていくプロセスを受けとめながら過ごすと、
からだは素直に、本来のリズムを取り戻していきます。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
