<ふくらはぎと顎を結ぶ – 不調のサインとからだのテンセグリティー構造>
トリガーポイント・ヨガセラピーのクラスでは、
毎回「からだは全身でつながっている」というテーマにそっと触れています。
人のからだは、骨で支えられているだけではありません。
骨は支柱の役割を果たしますが、そのまわりを取り巻く筋肉や靭帯、
そして全身を包み込む結合組織がバランスをとりながら統合し、
全体を柔軟に、そして安定させています。
この仕組みを説明する考え方のひとつが「テンセグリティー構造」です。
テンセグリティーとは、張力(Tension)と統合(Integrity)を合わせた言葉で、
相反する力が釣り合うことで自己安定する構造を意味します。
人のからだもまた、骨格という圧縮力の支柱と、
筋や結合組織という張力のネットワークによって成り立っています。
だからこそ、ある部分に負担や緊張がかかると、その影響は全身に分散し、
離れた場所に「不調のサイン」として現れるのです。
実際に私自身も、腰痛がひどく全身が硬くなっていた頃、
「奥歯で噛みしめられない」という強い痛みに悩まされたことがありました。
歯科では異常なし。どこも炎症してないし、虫歯でもない。
けれど、学びを共にしていた整体の先生に
「ここ(ふくらはぎ)じゃなーい、うおざきさん知ってるでしょ!」と
ふくらはぎをほぐすと、顎の痛みがふっと軽くなったのです。
ふくらはぎにできるトリガーポイントが、顎の”咬筋”の痛みを引き起こすことがある。
まさにからだ全体が響き合っている証です。
歯が痛い、でも歯科では特に問題なし・・・
このパターンの時はふくらはぎにできるトリガーポイントを思い出してみてくださいね。
そして、部分的にも緩め、”咬筋”と同時にするセルフケア整体もしてみてください。
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今日のTrpYT 30〈脚/横隔膜〉では、このつながりを体感できるように、
横隔膜ほぐし後に脚のケアを取り入れました。
脚をゆるめることで横隔膜もまた和らぎ呼吸が深まる、
そしてそれは胸や首まわりまで広がっていく。
「全身はひとつ」「全身は繋がってる」
不調は「そこだけの問題」ではなく、からだ全体からのメッセージ。
テンセグリティーという視点やトリガーポイントの関連痛を知っていると、
そのサインをやさしく受けとめることができます。
どうぞ日常でも脚や呼吸を丁寧に整えながら、
全身がつながりあっている面白さも感じてみてください。
今日も最後まで、ありがとうございます。
