<ただ脱力することではない、インヨガ。>

からだをゆるめるとき、
ただ力を抜けばいいだけ、というわけではないことがあります。

抜こうとしても抜けない。
抜いたつもりでも、どこかが緊張している。
逆に、抜きすぎて不安定になることもある。

だからこそ必要になるのが、
「どこで支え、どこでゆだねるか」という感覚です。

そのあいだにある、ちょうどいい場所。
そこに触れていくことが、
本当の意味で「ゆるむ」ということかもしれません。

YOGATOでは、そんな感覚に出会う時間として、
インヨガを大切にしています。

現在は、取り入れやすい形として
「YIN YANG」という陰陽ヨガのクラスの中で、
この時間を少しずつ重ねています。

ここでひとつ、じっくりとインヨガに取り組む前に

知っておきたいことがありますおきたいことがあります。

インヨガは、ただ脱力するためのものではありません。
柔軟性を競うものでもありません。

専門的な視点では、
約90〜120秒ほどの穏やかな負荷(伸び)が関節や筋繊維にかかることで、
そのあとに自然な緩みの反応が生まれやすいとされています。
だからHold、キープが長いのです。

どこまで伸びるか、どこまで力を抜けるかではなく、
「今、ここで何が起きているか」に触れていくこと。


今ある感覚に気づき、
そこにとどまり、
変化していく過程をそのまま見ていくこと。

それが、インヨガの本質だとYOGATOではお伝えしています。


まずは、からだを置くための骨格があります。
アーサナとして形をとることで、関節の位置や方向性が整い、
からだは自然と「ここにいていい」という場所を見つけていきます。

その場所は、人それぞれ異なる場所がある。

そして、その状態を保つための最小限の筋力。
崩れないための、ほんの少しの支え。

この「骨格」と「支え」があるからこそ、
その内側で、はじめて“ゆだねる”ことが起きていきます。

ゆだねる、というのは
なにかを手放すことでもあり、
同時に、そこに留まることでもあります。

流れていってしまうのではなく、
今ある感覚の中に、静かに居続けること。

それは、外から見える動きは少なくてもとても繊細で、
とても豊かなプロセスです。

インヨガも、クリパルの内観も、アプローチの方法は違うようでいて、
内側で起きていることに触れていく、その感覚はとてもよく似ています。

からだの使い方という点でも、
プレスポイントのアーサナテクニックのように
「使いどころ」と「抜きどころ」を見ていく視点は、非常に近いものがあります。

だからこそYOGATOでは、
このインヨガの時間を、もう少し丁寧に届けていきたいと考えていました。

これまでスケジュールの中では単独のクラスとして設けることが難しかったのですが、
5月からは、季節に合わせたインヨガの時間を
月に一度、配信クラスとしてお届けしていきます。

季節の巡りとともに変化する、からだと呼吸。
その時々の状態に合わせて、
無理なく、でも確かに整っていく時間を。

静けさの中で、
自分にゆだねる感覚を、少しずつ育てていけたら嬉しいです。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。