春を楽しむ。戻ることも、いいんだと思えるころ
4月5日頃〜4月19日頃
空の色が、明るくなってきました。
風の中にも、春のやわらかさが混ざりはじめます。
草木がいきいきと伸び、
外の景色がひらいていく清明のころ。
その明るさに背中を押されるように、
私たちの気持ちも、少し外へ向かいやすくなる時期です。
新しい流れにのっていきたい。馴染みたい。
春を気持ちよく過ごしたい。
そんな思いがある一方で、
からだの方は、まだ調整の途中にいることもあります。
気づかないうちに肩に力が入っていたり。
前に進んでいるつもりでも、
どこか置いていかれそうな感じがある日もあるかもしれません。
だからこそこの時期は、ひらくことと同じくらい、
戻ることも大切にしたいころです。
今の自分に戻る。
呼吸の通る場所に戻る。
足元の感覚に戻る。
そうしながら、
春の明るさを無理なく受け取っていけたらと思います。
今月の観察ポイント
呼吸の出口に、少し意識を向けてみます。
鼻先、はーっとため息つく時の口元・・・
吸うことをそのまんまに自然なままに、
吐く息と一緒に、肩や腕の力が抜けるかを見てみる。
吐いたあとに生まれる静かな間に、
次の呼吸が自然に入ってくるのを待ってみる。
特に呼吸法っていうわけではないけれど、
そんな小さな観察が、
今の自分のペースを思い出させてくれることがあります。
おすすめのアーサナ
・トリコナーサナ(三角のポーズ)
足裏で大地を押しながら、
からだの側面をひらいていくポーズです。
下から上へと通っていく伸びやかさや、
胸のあたりに広がる呼吸の通り道、そんな広がりをかんじます。
春の外へ向かう流れに、
無理なくつながっていくようなひらきがあります。
・仰向けで足をゆるく揺らす動き
仰向けになって、両手両足を上に向け、
小さく揺らす動き。
立つことや動くことの多い春は、
脚の奥に知らないうちに緊張が残っていることがあります。
ぶらぶらと揺らしたあと、
動きを止めてみると、
足先からじんわりと重さがほどけていくような感覚が出てくることもあります。
アーサナではないけれど、
外へ向かう力が自然界にあるからこそ、
こうしてからだに戻る時間も、からだには必要です。
暮らしの養生
春の野菜の、少し苦みのある味は、
この季節のからだにやさしく合うことがあります。
外の空気を感じながら歩いたり、
明るい時間を少し楽しんだり。
そんな春らしい過ごし方も心地よいですね。
その一方で、
少し疲れたなと感じる日は、
静かな場所で目を閉じて、
何もしない時間を数分だけとってみるのもおすすめです。
休むことは、遅れることではなく、
戻ること。
清明の明るさの中で、
そんな感覚も大切にしていけたらと思います。
ひらくことも、戻ることも、
どちらも春の自然なリズムです。
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4月中旬ごろのメールマガジンではこの暦に触れなふがら
「晴明のつぼ」のお話をお届け予定です。
”晴明”この言葉のさまざまな背景も、
焦らないでと声をかけてくれるように思うのです。
ご興味のある方は、こちらからご登録ください。
ひらくことも、戻ることも、
どちらも春の自然なリズムですね。
YOGATO うおざきよしこ
