ヨガと暦と。

ヨガと暦と。[啓蟄]

ヨガと暦と。

二十四節気(にじゅうしせっき)/啓蟄(けいちつ)

3月5日から3月19日頃までの時期

春雷が響き、大地がゆるみ、冬眠していた虫たちが目を覚ます頃。

空気の中に春の勢いを感じ始める季節です。

数日前から、雲の切れ間から差す光が

またさらにふわっと暖かく感じる日差しに変わってきました。

皆さんのお住まいの地域の日差しはどんな感じでしょうか?

この時期、私たちの体はようやく冬の縮こまりから解放され、

伸びやかに動きたくなる頃です。

ですが、まだ寒暖差や春のエネルギーの変化によって、

気の巡りが乱れやすい時期でもあります。

特にこの時期には、

「胆経(たんけい)」と「肝経(かんけい)」という経絡に注目しましょう。

これらの経絡のバランスを整えるヨガのポーズがとても効果的です。

今日はその中で「胆経」を整えるポーズをご紹介します。

「アルダ チャンドラ アーサナ(半月のポーズ)」です。

※補足
クリパルヨガでは立位の体側を伸ばすポーズを
「アルダ チャンドラ アーサナ」と呼びます。

https://yogato.jp/「名前の違いが映すヨガの捉え方」/

胆経はからだの側面を通り、決断力や前向きなエネルギーに関連しています。

ここが滞ると、肩こりや首のつまり、イライラを感じやすくなり、

また腰痛にも関連する筋膜や筋肉に影響を与えます。

この時期、寒暖差もあるので、春のぎっくり腰対策としても効果的です。

身体のサイドを開くことで、

春のエネルギーの巡りをスムーズにし、心身ともに軽やかに過ごせます。

ポーズを取る際には、片脚でバランスを取ることを大事にしながら、

からだの側面を大きく開きましょう。

胆経をダイナミックに刺激し、活力を高めることができます。

無理なく、気持ちよく伸ばせる場所で行ってください。

「伸びてるなぁ」「気持ちいいなぁ」「開かれてるなぁ」と、

さまざまな感覚が感じられると思います。

ぜひ、その感覚をただ楽しんでみてください

・    ・    ・

・白湯を飲んで内側から巡りを促す 

・朝の光を浴びて体内時計を整える 

・歩く、足を使う。股関節を動かす。

・菜の花や春菊など苦味のある食材を取り入れる(デトックスを助けます)

これらは春の巡りを助ける養生になる行動です。

取り入れていることもあるのではないでしょうか?

私は今月はいつもより「多く歩く」ということをいつもの行動に足す!

そんな風に過ごしてみています。

いつもは(面倒で)行くことが少ない遠いスーパーまで足を伸ばしてみる。

腰を立てて、全身バランスよく使いながらテンポ良く歩く!

何か一つ取り入れてみる、おすすめです。

春のエネルギーに押されて焦る気持ちが出てくることもありますが、

そんな時こそ深呼吸。

「呼吸して、リラックス。」

これですね。

朝、空を見上げてゆったりと呼吸する

からだのサイドを気持ちよく伸ばしながらエネルギーの巡りを感じる

春の勢いを楽しみながら、無理せず少しずつ動き出す、

この流れに乗って、新しいことを始めたい!

そうだヨガだ! と思ったら、

YOGATOのオンラインクラスや

対面クラスもぜひ体験してみてくださいね。

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春の流れを味方にしながら、

軽やかに日々を過ごしていきましょう🌸

これからやってくる桜の時期が楽しみですね。

YOGATO うおざきよしこ