“Discovering Yoga: The Essence of Kripalu”
「ハー呼吸」
「ハーーー……」と、
最近、ため息のように息を吐いたことはありますか?
誰にも見られていないとき、ふとこぼれるように出る、あの呼吸。
この《ハー呼吸》は、クリパルヨガでもよく使われる呼吸法のひとつです。
といっても、難しいテクニックや特別な決まりはありません。
ただ声を出して、息を吐くだけ。とてもシンプルな方法です。
クリパルヨガでは、からだや今の感覚を「感じる」ことをとても大切にしています。
肩の力が入りすぎているとき、頭の中がいっぱいのとき、
まず試してみたいのがこの「ハー呼吸」。
声を出すことで、口や喉のまわりの緊張がゆるみ、
呼吸の「出口」が自然と開いていきます。
すると、ふだんよりもスムーズに、深く息を吐くことができるのです。
そして、吐いた分だけその後に自然と新しい息が入ってくる。
このシンプルな循環が、緊張をほどいてくれるのです。
赤ちゃんは、泣いたりうなったりしながら、
言葉を話すより前に「音」で気持ちを伝えます。
私たち大人も、本来は同じように、
感情や感覚を声として外に表現する力を持っています。
でもいつのまにか、「声を出すのは恥ずかしい」「抑えた方がいい」と、
理性でコントロールするクセがついてしまう・・・
その結果、気づかないうちに、
自分の感情にも鈍くなっていくことがあります。
声を出すことは、実は自分の“内なる動き”を感じる入り口でもあります。
思いきり「ハー」と吐いたとき、
何か奥の方で動いたような感覚、ちょっとスッキリした気持ちになりませんか?
歌をうたったり、誰かと話しているときにも、
ふと心が軽くなるような瞬間がありますよね。
それと同じです。
だから「ハー」じゃなくて、「ふー」でも「んー」でもOK。
(私は「ホー」も力が抜ける感覚を受け取りやすいのでたまにします。)
自然に湧いてくる音を、そのまま出してみる。
ヨガの時間に、ちょっと試してみてください。
声を出すことに慣れていない方は、
誰にも聞かれない一人の時間が最適ですね。
お風呂場もいいかもしれません。
自宅でのヨガ、特にオンラインクラスなら、
周囲の目を気にせず思いきり「ハー」と吐けるチャンス。
YOGATOの対面クラスではもちろん、
どうぞ自由に感じたまま音(声)を出してください。
ヨガのポーズで留まっている時も、
出したいときは「はーーーーーっ」と声を出してみてください。
リラックスするだけでなく、からだの奥からスッキリ整っていく感覚を
味わっていただけると思います。
ハー呼吸は、難しいことを学ばなくても、
「いまの私」とつながることができるシンプルな手段です。
からだも心も、そして呼吸も。
声を出すことで、そのまんまの自分を感じる時間が生まれます。
小さなひと息が、大きな変化の始まりになるかもしれません。
「ハー」と吐いて、今ここに戻るのです。
・ ・ ・
呼吸を通して、自分自身とつながる。
そんな時間をもっと深めてみたいと感じた方へ、
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あなたのヨガの時間が、心と体をやさしく満たすものとなりますように。
だんだんと湿度の高くなる時期に入ってきますね。
どうぞご自愛ください。