< ブレス オブ ジョイ – 心身への影響>

< ブレス オブ ジョイ – 心身への影響>

ヨガが私たちの感情や思考に変化をもたらすことは、

多くの人が体感している現象なのではないかと思われます。

例えば、戦士のポーズでは力強さや自信が湧き上がり、

山のポーズでは安定感や静けさを感じることができます。

これらは「ただの形」ではなく、

身体の動きとマインドが密接に結びついているからこそ生まれる効果です。

では、『ブレス オブ ジョイ』ではどのような感情や思考の変化が起こるのでしょうか?

名前が示す通り、この練習は「喜び」を引き出し、

心とからだを明るく元気にしてくれるものです。

その背後には、心理学やヨガ哲学でも解明されつつある

「身体化された認知」のプロセスが関わっています。

身体化された認知とは?

「身体化された認知」(Embodied Cognition)は心理学や哲学、

認知科学の分野で使われる用語です。

からだの感覚や動きが私たちの思考や感情に影響を与えるプロセスを指します。

(詳細には”自分の置かれた環境”も含みます)

たとえば、胸を開き、腕を広げる動作は「解放感」や「喜び」を引き出しやすく、

逆に縮こまる姿勢は内向的な感情を強める傾向があります。

『ブレス オブ ジョイ』では、この心身のプロセスを積極的に活用して

ポジティブな感情を引き出します。

方法とともに詳しくみてみましょう。

『ブレス オブ ジョイ』の方法

①準備姿勢

足を腰幅程度に開いて立ち、膝は軽く緩めます。

からだがリラックスした状態で、軽く腰を立てて安定して立ちます。

自然に呼吸して準備します。

②動きと呼吸の組み合わせ


以下の動きを3つの吸う息と1つの「はー」っと音を出して吐く息で行います 

吸う息1回目: 両腕を前に肩の高さあたり伸ばしながら上げる。

吸う息2回目: 両腕を横に広げて胸を開く。

吸う息3回目: 両腕を頭上に持ち上げ、からだ全体が伸びる感覚を感じる。

吐く息: 「はー」っと大きく息を吐きながら、

膝を軽く曲げ、股関節から体を前に倒し、両腕を下に振り下ろす。

 からだをリラックスさせる。

③繰り返し
この動きを大体5−10回繰り返します。

テンポは自分の心地よい速さで行いましょう。(少ない場合は3回程度でもOK)。

④終了


最後は自然な姿勢で立ち、目を閉じて静かに呼吸を感じながら数秒間、余韻を味わいます。

このからだの動きと呼吸のフロー、ループを活用して、

ポジティブな感情が湧き起こってきます。

具体的にどういったものが起きてくるのでしょうか?

1. 解放感とポジティブな感情

吸う息で胸を開き、腕を広げる動作は、エネルギーを拡張させる感覚を生み出します。

吐く息で腕を振り下ろす動作は、からだや心の中に溜まった重さを解放する助けになります。

2. リズミカルな動きによるリセット効果 

動きと呼吸が連動することで、頭の中がスッキリし、思考の切り替えがスムーズに進みます。

3. 全身のエネルギー循環

大きく動くことで、全身にエネルギーが巡り、停滞感や疲労感が軽減されます。

このプロセスが「喜び」を自然と引き出す鍵となります。

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『ブレス オブ ジョイ』の練習は、ただのエクササイズやウォームアップではなく、

感情や思考に直接働きかける深い意味があります。

たとえば、背筋を伸ばし胸を開く動作は、

内側に閉じ込めていた感情を解き放つような解放感を与えます。

リズミカルな動作と呼吸を繰り返すことで、気分が高揚し、

内側から湧き上がる喜びを感じられるでしょう。

こうした動きが「今ここにいる」という感覚や内観を深め、

心身の調和を取り戻す手段として活用されます。

その結果、クラスを終える頃には、心が軽く、前向きな気持ちに満たされるのです。

『ブレス オブ ジョイ』は、忙しい日常にも手軽に取り入れられる練習です。

朝のエネルギーチャージ、午後の気分転換、

仕事終わりのリセットタイムなど、どんなシーンでも活用できます。

なんとなく気分が乗らない時こそ、

心とからだを開放し、内側から溢れる喜びを味わいながら、

一日のエネルギーを自分で取り戻しましょう。

大きく全身を動かすので、「スワイショウ」とセットで使ったり、

ウォームアップなどを取り入れたりしながら活用してくださいね。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。