<5大元素と7つのチャクラ>

<5大元素と7つのチャクラ>

ヨガやアーユルヴェーダにおいて、私たちの心とからだ、

そして宇宙は「5大元素(パンチャ・マハーブータ)」という

基本的なエネルギーで構成されていると考えられています。

これらの元素は、

地(プリトヴィ)、
水(アーパ)、
火(テージャス)、
風(ヴァーユ)、
空(アーカーシャ)の5つで、

それぞれが異なる特質を持ちながら、

互いに調和し合うことで私たちの存在や生命が成り立っています。

中医学・東洋医学では、

五行論(木・火・土・金・水)が近しい自然界の調和の考え方です。

今日は各々の元素と影響し合う各チャクラについて解説を書いてみます。

この辺りは、誰から学んだのかや、どういったヨガを実践しているのか、

その人自身の体験、、、でも解釈が違ったり、表現が多少異なっていたりすることが

多々ありますので、「あーうおざきのフィルターを通っているな」という優しい視点で

散文ですがお読みいただけたら幸いです。

●地(プリトヴィ) 地の元素は、安定性や形を象徴します。

(第1チャクラと深く結びついています。)

骨や筋肉、皮膚といった身体の構造を形成する要素です。

地のエネルギーが整っているとき、私たちは安定感や安全を感じ、

地に足をつけた生き方ができます。しかし、このエネルギーが弱まると、

不安定さや恐れを感じやすくなります。

山のポーズ(タダアサナ)やウォーリアポーズ(ヴィーラバドラアサナ)など、

地面にしっかりと根を張る感覚を養うポーズが地のエネルギーを整えます。

●水(アーパ) 水の元素は、流動性や柔軟性、滋養を象徴します。

(第2チャクラと深く結びついています。)

血液やリンパ液などの体液に関係し、感情や変化への対応力とも深く結びついています。

水のエネルギーがバランスしているとき、私たちは流れるように生活を楽しみ、

他者との調和を感じられます。

水の元素を養うためには、バタフライポーズやコブラのポーズで臍下の下腹部や恥骨、

骨盤周辺を使うことや月礼拝のように流れに乗りながら股関節周辺の柔軟性を促す動きもおすすめです。

内蔵調整のクラスで準備の深層リンパを刺激する臍下をほぐすワークがあります。

これ、水(アーパ) 水の元素・第2チャクラの調整にもいいのです。

感情、創造性を深める、親密な人間関係を築きたい、、、そんな時にもどうそ。

●火(テージャス) 火の元素は、変容や情熱、消化を象徴します。

(第3チャクラと深く結びついています。)

消化器系や体温調節だけでなく、精神的には意志力や活力を司ります。

火のエネルギーが整うと、集中力や前向きなエネルギーが湧き出ますが、

過剰になると怒りや焦りにつながることもあります。

火のエネルギーを整えるヨガでは、

コブラポーズ(ブジャンガアサナ)や船のポーズ(ナヴァアサナ)など、

コアを活性化するポーズが効果的です。

ただ、上記あるように過剰にならないようにその後緩めたり、

ストレッチしたり、バランスが重要です。使う・手放す、どちらも大事です。

●風(ヴァーユ) 風の元素は、動きや呼吸、神経系を象徴します。

(第4チャクラと深く結びついています。)

内外のエネルギー交換や調和を司る要素です。

風のエネルギーがバランスしていると、私たちは軽やかさや自由を感じ、

柔軟な思考が可能になります。一方で、風のエネルギーが乱れると、

落ち着きのなさや不安が生じることがあります。

調和を司ることにより、内なる洞察を促す要素でもあるのです。

風を整えるためには、木のポーズ(ヴリクシャアサナ)や

キャット&カウ(マルジャリアサナ)が役立ちます。

●空(アーカーシャ) 空の元素は、全てを包み込む空間や可能性を象徴します。

(第5、6、7チャクラと深く結びついています。)

この元素は、喉や頭頂部に関連し、精神的なつながりや創造性に影響を与えます。

空のエネルギーが調和しているとき、私たちは広い視野と自由な発想を持つことができます。

乱れると、孤立感や不安を感じることもあります。

空のエネルギーを育むためには、瞑想や呼吸法がおすすめだと言われています。

特に、頭頂を意識した瞑想や、音を使った練習(オームの詠唱など)が役立ちます。

マントラや倍音を唱えることだけが全てではありません、

声を使った表現(歌う、自分の思いを声に出す)

簡単にできることも沢山あるのでやってみてくださいね。


地:第1チャクラ(ムーラダーラ)

水:第2チャクラ(スヴァディシュターナ)

火:第3チャクラ(マニプピュラ)

風:第4チャクラ(アナハタ)

空:第5チャクラ(ヴィシュッダ)、第6チャクラ(アジナ)、第7チャクラ(サハスラーラ)

これらのリンクを理解することで、ヨガの練習がより深まり、

自分自身とのつながりを強める助けとなります。

第3チャクラが関係する火のエネルギーにアプローチしたいときは、

消化力を高めるポーズや横隔膜を動かすカパラバディ呼吸法もいいですね。

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私たちの日常生活でも、5大元素のバランスを意識することで、

心とからだの調和を保つことができます。

例えば、

大地を感じたいときは自然の中を散歩したり、

一歩一歩大地を踏み締める感覚を味わったり、

空の広がりを味わいたいときは夜空を眺めたりする、

山や海を見る、そこから空へつながる景色を「ぼーっ」と見る。

ご自身のヨガや生活の中で、

チャクラのセルフケアやチャクラヨガと共に、

この5大元素の知恵を取り入れてみてください。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。