階段を昇るときや、脚を伸ばしたときに、
膝から「ポキッ」「パキッ」と音が鳴ることがあります。
痛みはないけれど、
その音に少し不安を感じる方も多いかもしれません。
この関節音の多くは、
関節の中にある”関節液に生じた気泡”が動くときに起こるものだと言われています。
圧力の変化によって生じる自然な現象で、多くの人に見られます。
痛みや腫れを伴わない場合は、基本的に静観でOK。
すぐに問題となるものではないとされています。
ただし、音そのものよりも注意したいのは、そのときのからだの使い方です。
なぜ今までしなかった音がするのだろう?
何かしらの変化が、気づかないうちに起きていることもあります。
例えば長時間歩くことが続いた、
ハードな運動を続けているなど、
何かしらの変化があることが気づかないうちにあったりする。
たとえば、膝を伸ばしきろうとしたり、
太ももに強く力を入れたりすることで、
関節まわりの筋肉や筋膜が緊張し、
結果的に動きの余裕が少なくなってしまうことがあります。
痛みがなくても違和感があると、
無意識に周辺を固めてしまうこともあります。
そんな音や、違和感がある時は椅子や床に座って膝のお皿の少し上に手のひらを置き、
皮膚の温度ややわらかさを感じてみてください。
(ほんの小さな揺れ(微振動)を与えてあげるのもいいですね。)
そのまま、ゆっくり呼吸を続けます。
その後、膝の裏側に指を入れてやさしくほぐしてあげるのもおすすめです。
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アーサナの中で膝にかかる負担を考えるとき、
大切になるのが「プレスポイント」という視点です。
これは、身体のどこで床や重力を受け止めているか、という感覚です。
例えば、立った状態で足裏で床を押すとき。
その力が足首や膝で止まってしまうと、関節に負担が集中しやすくなります。
本来は、足裏で受けた力は膝を通過し、
股関節、骨盤、背骨へと分散されていく流れがあります。
膝は構造的にも「通過点」の役割を持つ関節です。
ここで力を止めず、全身へと流していくことで、
関節内のスペースが保たれ、余計な圧迫を防ぐことにつながります。
たとえば三角のポーズのように、足裏でしっかりと床を押す場面でも、
押した力が膝で止まらず、股関節や体幹へと抜けていくように意識してみます。
同時に、頭頂が上へと伸びる感覚や、指先が広がる方向性を感じることで、
力が一箇所に集中せず、全身に分散されやすくなります。
結果として、膝にかかる負担も軽減されていきます。
膝をほんの少し曲げる意識で使うこと、
”踵を押し出す””床を押す”
これをバランスよく足の前も後も使うにはポイントは実は『膝』だったりします。
膝がここで伸びすぎていたり、過伸展に入っている場合注意が必要です。
プレスポイントの方向性を活用することでで、膝にかかる負担を分散する。
そんなふうに全身をバランスよくやさしく扱ってみてください。
「やりすぎない」ことも大切なポイントですね。
音が気になるあまり、過度に調整しようとすると、
かえって緊張が強まり、動きが硬くなることがあります。
もし痛みがある場合は、無理に動かさず、休ませることが必要です。
椅子に座り、上半身の呼吸に意識を向けるだけでも、
骨盤や背骨の動きが連動し、その揺れはやさしく膝へと伝わっていきます。
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膝だけを変えようとするのではなく、
全身のつながりの中で整えていくこと。
それが、結果的に最も負担の少ない方法です。
それぞれのつながりを感じながら動くことで、
膝を含め、各関節は本来の役割を取り戻していきます。
音が鳴ること自体に過度な不安を持つ必要はありません。
今の状態を知るためのひとつの内観のサインとして、
落ち着いてそっと観察してみてください。
日々の小さな積み重ねが、
数年後の自分のからだを守ってくれます。
それが、じぶん自身を大切に扱うことにつながっていくように思うのです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
