<腰痛 ー 「腹」と「ふともも」セルフケア>

<腰痛 ー 「腹」と「ふともも」セルフケア>

●腰痛改善の第一歩は「お腹」から

腰痛に悩む方にとって、「ふともも」をほぐすセルフケアは非常に有効な方法の一つです。

しかし、私はこれだけでは根本的な改善に繋がらないと考えています。

なぜなら、ふとももをほぐして腰痛が改善する効果は、

“お腹がある程度柔らかい状態”であることが必要だと自分の体験や施術、

ヨガクラスでの皆さんの変化から感じているからです。

お腹、特に 大腰筋腸骨筋 といった筋肉は、腰と骨盤、脚を繋ぐ大切な部位です。

これらの筋肉が硬くなると、骨盤の動きが制限され、結果的に腰に負担が集中します。

現場でヨガや整体に携わる中で感じてきたのは、

お腹の柔軟性が腰痛改善の鍵だということです。

大腰筋や腸骨筋を緩めることで、骨盤周辺の血流や神経の通りが良くなり、

腰の負担が軽減されるのです。

逆に言うと・・・横隔膜や大腰筋腸骨筋 といった筋肉がガチガチではない腰痛なら、

すぐに治るとも言い換えられます。

ヨガをして一気に体調がよくなる人もいれば、

そんなに劇的に改善しない人もいる。

そう、根本の原因になっている背景が人それぞれ状況が違うから当然なのです。

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YOGATOのセルフケアのクラスでは、

腰痛のセルフケアとしてまずお腹をほぐすことに重点を置いています。

具体的には以下のような方法を取り入れています。

  • 大腰筋のセルフケア 仰向けになり、指でおへその横を軽く押してゆったりと深呼吸を繰り返します。
    緊張を感じる部分を優しくほぐすことで、筋肉がリラックスしていきます。


  • 腸骨筋のセルフケア 骨盤の内側に親指を中にずらすように入れて、刺激を与えます。
    これにより、骨盤周辺の動きがスムーズになります。



●次に取り入れるのが「ふともも」のケア

お腹が柔らかくなった状態を作り出した後に取り組んでいただきたいのが、
ふともも」のセルフケアです。

なぜなら、大腿部の筋肉は骨盤や腰を直接支える役割を担っているため、

これらをほぐすことで腰への負担がさらに軽減されるからです。

具体的な方法としては:

  • 前ももストレッチ 立位で足首を持ち、膝を曲げて前ももを伸ばします。
  • 外もものほぐし 手で大腿部外側を軽く圧をかけた状態で擦るように筋膜をリリースします。


    フォームローラーやコロコロ当てる棒、綿棒を使用することもありますが、
    「痛い」と感じる場合は「手」の面を使うことをお勧めします。

腰痛改善には、「お腹」と「ふともも」のケアをセットで取り入れることが重要です。

まずはお腹の柔軟性を取り戻し、その上でふとももをほぐすことで、

腰への負担が軽減され、腰痛の根本的な改善が期待できます。

腰痛に悩む方は、ぜひこの順序でセルフケアを試してみてください。

身体の変化を感じることで、日々の生活がより快適になるはずです。


①お風呂でお湯に浸かりながらふとももを筋膜リリースする

②眠る前に大腰筋 や 腸骨筋を仰向けでほぐす。

腰の張りや痛みがある時は、いつものクラスの参加だけでなく

ぜひ上記を取り入れてみて下さい。

一度にたくさんしなくても大丈夫です。

小わけでも効果はあります!

そういった痛みがあるある部分のセルフケアをしながら

なんとなくでいいのでヨガも取り入れてみて下さい。

勝手に「全体調整」になり整えてくれる。

それがヨガのすごいところです。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。