<腰痛セルフケア整体と、春支度。>

冬から春へ向かうこの時期、
腰まわりに違和感を覚える方が増えてきます。

強い痛みがあるわけではないけれど、
朝起きたときに腰が重だるい、
動きはじめに引っかかる感じがある。
そんな小さなサインが、からだのあちこちに現れやすい季節です。

春は、動きが外へ向かいはじめる時間。
同時に、冬の間に内側にため込んでいたものが、
少しずつ表に出てくる時期でもあります。
その揺らぎが、腰という場所にあらわれることは、
決して特別なことではありません。

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腰は、単独で存在している場所ではありません。
骨盤、背骨、股関節、脚。
そして内臓や呼吸とも、つながっています。
すべてが一体です。

この時期は、経絡の流れの変化も、
からだの感覚として表れやすくなります。

目尻から下降していく『胆経』は、ウエストの横から腰の奥へと通り、
腰方形筋、骨盤の中上部の腸骨筋へ流れ外腿へとつながっていきます。
体幹を支え、動きの方向を調整するラインで、
ここがこわばると、腰まわりに不安定さが出やすくなります。

足元から上昇する肝経は、
肋骨下縁の章門を通り、
最後は胸の下、期門へと至ります。
感情や緊張の影響を受けやすい場所で、
呼吸の浅さやストレスが重なると、
腰を引き込むような硬さとして現れることが多くあります。

土用の経絡でもある『胃経』は、へその横を通るライン。
消化や吸収だけでなく、
からだ全体の受け止める力と深く関わっています。
ここが滞ると、腰や背中に余計な力が入りやすくなり、
疲れが抜けにくい感覚につながります。

とくに、右側のお腹に
こりや重さを感じやすいとき。
それは腰そのものの問題というより、
肝臓を含む内臓の疲れが、
からだの表側にあらわれているサインかもしれません。

食事の内容を見直したり、数日量を減らしてみることも

いい春支度の養生になる見立てですね。

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YOGATOで行っているセルフケア整体では、
腰に直接触れないアプローチを選ぶことも多くあります。

肘下や脚、足もと。
横隔膜や肋骨まわりや骨盤や背骨の小さな揺れ。


一見、腰とは関係なさそうな場所がゆるむことで、
結果として腰の負担が和らいでいく。
そんな変化が、少しずつからだ全体に広がっていきます。

強く押したり、無理に動かしたりはしません。
今のからだが受け取れる分だけ、
静かに整えていく。
セルフケアとは、
何かを足すことではなく、
余分な緊張をほどいていく時間なのだと感じます。

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ここで言う「春支度」は、
よーし!がんばって動くぞ!!!という踏ん張るような準備ではありません。

冬のあいだ、からだが守ってくれていたことに目を向け、
少しずつ動きやすい状態へと整えていくこと。

扉を開いていく、そんな優しい時間。


腰の違和感も、
早く消そうとする対象ではなく、
今の自分を知るための入り口として、
そっと受け取ってみてください。

からだは、とても正直です。
こちらが耳を澄ませれば、
必要なことを、きちんと教えてくれます。

腰痛セルフケア整体を通して、
自分のからだと対話する時間を持つこと。
それは、季節の変わり目をやさしく越えていくための、
静かな春支度なのだと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。