<第七チャクラとつながりの記憶>
(43〜49歳/92〜98歳)
「この世界と、わたしはつながっている」
そんな感覚に、ふと包まれる瞬間があります。
朝の光が頬に触れたとき、
祈りのような音楽が胸に響いたとき、
ただ“ある”ことの美しさに、言葉がいらなくなるとき。
第七チャクラは、頭頂にある「サハスラーラ(千の花びら)」といわれます。
“わたし”という個を超えて、
もっと大きな存在――自然や宇宙、命の流れとの結びつきを感じる場所です。
●43〜49歳/「内なるつながり」を感じる時期
このチャクラが開きはじめるのは、43〜49歳のころ。
社会の中でさまざまな役割を果たし、
家族や自分を支えてきた時間の先に、
ふと立ち止まって、「ほんとうのわたしって?」と問い直すようなとき。
若い頃に思い描いていた理想や夢とは、少し違う形で、
より静かで、でも確かな“つながり”を
求めている自分に気づくかもしれません。
内観することや瞑想に自然と惹かれるようになったり、
何気ない日常のなかに「すでに満ちていたもの」を見つけることもあるでしょう。
誰かと深く語らなくても、ただ同じ景色を見ているだけで、
「大丈夫」と感じられるような、
そんな静かな信頼とともにある人生の季節です。
●92〜98歳/「全てが光となって溶け合う」静かな深まり
そして再びこのチャクラに触れるのは、92〜98歳。
意識やからだがゆるやかにひらき、
「生きてきたすべて」が光のようにまあるく溶け合っていくような時間。
思い出や記憶も、名前や形を超えて、
ただ「いのちのひとしずく」として静かに還っていく、、、
そんな魂の深まりとともに、人生の円がひとつ完成していくようです。
深く、しずかに、もう一度つながっていきます。
・ ・ ・
第七チャクラは、
自分という個を越えて、
もっと大きな流れとつながっていることを思い出す場所。
それは言葉では言い尽くせない何か、
「すべてがここにあった」と、静かに腑に落ちるような感覚なのかなと想像します。
ふと空を見上げたり、自然の美しさに心がふるえたり。
そんな何気ない瞬間に、わたしたちはもうすでに、
大いなるものとつながっていることに気づくのかもしれません。
だからこそ、がんばりすぎず、内にある静けさに身をゆだねてみる。
「すべてはちょうどよい」と信じてみる。
いま、ここにいることの尊さを、そっと受け取ること。
それが、第七チャクラが教えてくれる、目には見えない“祝福”です。
長生きしていたらこの季節が、
人生にもう一度めぐってくる。
そう思うと、歳を重ねることがさらに楽しみになってきますね。
静かに目を閉じてみましょう。
もうすでに、私たちはすべてとつながっているはずなのです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。