現代は、第4チャクラ(ハート)のあたりに
滞りを感じやすいとも言われています。
でも私は、それを
「心が閉じている」とはあまり思っていません。
むしろ、手や腕が疲れている。
目を酷使し、手を前に差し出したまま過ごす時間が長い。
その積み重ねが、胸のやわらかさを少しだけ小さくしている。
そんな印象です。
そう、現代人は使いすぎなんですね。
東洋医学では、腕の内側(手のひら側)を通るのが心包経。
外側(手の甲側)を通るのが三焦経。
心包経は、その名の通り「心を包む」経絡。
胸や循環、安心感と関わるラインです。
三焦経は、
体温調整や水の巡りとも関係し、
肩や耳、側頭部までつながっていきます。
腕は、心の延長。差し出すのも、抱き寄せるのも、守るのも、腕。
このラインが固くなると、胸は自然と守りの姿勢に入ります。
だからこそ今回のWSでは、
胸を直接ひらくだけではなく腕から整えました。
手の先からゆるめ、前腕をほどき、上腕と脇を繋いでいく。
すると不思議と、胸が勝手に動き始めます。
チャクラという視点は、何か特別なものを“開く”ためではなく、
からだのつながりを感じるための地図。
「今日は腕が重いな」
「肩が内に入っているな」
そんな日常の気づきが、
ハートの状態とつながっていると知るだけで、
見える景色は少し変わります。
・ ・ ・
この時季。
立春を迎え、暦の上では春が始まりました。
けれど、体感はまだ寒さが残り、からだは縮こまりやすい。
雨水に向かう頃、
雪は雨へと変わり、
凍っていたものが少しずつほどけていきます。
それは、外の自然だけでなく、
私たちのからだにも起きている変化。
寒さで腕が縮み、肩が内に入り、
胸が守りの姿勢になるのはとても自然なこと。
だからこそ、
無理に胸をひらこうとするのではなく指先から腕をゆるめる。
心包経と三焦経という“心を包み、巡らせる”ラインを整えることで、
ハートは静かに呼吸を取り戻していきます。
「立春」は、目に見えない芽吹きのはじまり。
そして今日から入る、「雨水」は、その芽が水を得るとき。
腕がやわらぎ、
胸にあたたかさが戻る。
その小さな変化もまた、春へ向かう準備なのだと思います。
季節を味わうというのは、
自然を感じることだけでなく、
からだの変化に気づくこと。
腕の重さに気づき、
胸の呼吸に気づき、
少し巡りが戻ったことに気づく。
それが、チャクラの旅を通して味わう、
今この季節なのだと感じます。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
