<扉をノックするように – アーサナで出会うエッジの探究>
今日のクラスでは、クリパル太陽礼拝を行いました。
呼吸に合わせて流れる一連の動きの中で、
皆さんそれぞれが「エッジ」に触れる瞬間があったのではないでしょうか。
同じ動作の連続の中でも”変化”があり常に変わっていく。
私たちは変化し続けているということをこの短い時間の中に感じることができます。
太陽礼拝のフローでは、呼吸と動きを連動させながら、
少しずつからだの扉を開いていきます。
ウォームアップで目覚めた感覚が流れの中につながり、
前屈や後屈、伸びや踏み込みを重ねるごとに、内側がだんだんと応えてくれる。
その中で「ここが自分のエッジだろうか?いや今日はかなり先にありそうだ」などと
感じる瞬間に触れることもありますが、
太陽礼拝では基本的に、次の動きへと移っていきますね。
流れの中ではエッジを感じられるけれど、
そこで深く呼吸を重ね続けるのは難しいかもしれません。
だからこそ、今日は太陽礼拝の後に
マツエンドラアーサナ(座位のツイスト)を取り上げました。
このポーズでは、骨盤と下腹部を整えて土台全体を安定させ、
背骨を下から順に積み上げながら段階的にねじりを深めていきます。
肩や首ではなく、骨盤と下腹部から動きを導くことが大切です。
坐骨や足(踵)を通じて大地を押す「プレスポイント」を意識しながら、
少しずつ自分のエッジへと近づいていきます。
エッジに触れたら、そこでとどまります。
呼吸を止めず、無理に先へ進めようとせず、ただその境目に身を置く。
すると、からだが内側から少しずつ応答し、
余白がひらけていく瞬間に出会うことがあります。
もちろんその余白に出会わない時もある。
エッジを探る体験は、形を完成させるためではありません。
「今の自分にとって呼吸がいきるところはどこか」を確かめること。見ることです。
その境目にとどまる時間が、自分と静かに向き合う入口になります。
流れの中で感じるエッジと、とどまりながら探るエッジ。
その両方を体験することで、ヨガの探究はさらに深まっていきます。
流れる動きと静止の探究は対になっていて、どちらも大切な体験なのです。
扉をノックするようにアーサナに向き合う時間が、
皆さんの日常にも静かな内側の強さを広げてくれますように。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
