<太陽礼拝で活かす「プレスポイント」>
何度もYOGATOでは「プレスポイイント」を練習しています。
それはいつかからだに当たり前のように動きが馴染んだら、
練習しなくていいものです。
そのポーズのプレスポイント「方向」が耳に聞こえたら
勝手に身体の方向性と押す力をコンロールする。
それだけで安全にポーズを深められ、
そして全身バランス良くポーズに留まることができる。
自然に体が動くようになっていきます。
これはポーズが動き続けていても同じです。
流れる呼吸と動きの中で活用していきます。
①太陽礼拝の種類と流れ
YOGATOで行っているクリパルの太陽礼拝の特徴は、
「クラシック太陽礼拝」であることです。
では、他にはどんな太陽礼拝があるのか、他の流派ではどんな形なのかを書いてみます。
1. 太陽礼拝 A(Surya Namaskar A)
最も基本的なバリエーションで、主にアシュタンガヨガやヴィンヤサフローヨガで行われる。
(ルックアップ、アルダウッターなアサナが入る)
2. 太陽礼拝 B(Surya Namaskar B)
太陽礼拝Aにバリエーションが入る。ポーズが追加されたものです。
椅子のポーズや戦士のポーズ(Virabhadrasana I)が入り強度の高い動きが特徴。
3. クラシック太陽礼拝(Classical Surya Namaskar)
伝統的な12ステップからなる太陽礼拝で、インドの伝統的なヨガのスタイルに基づく太陽礼拝。
動きはゆっくりと行われ、呼吸と一体化したフローが重視されます。強度が緩やか。
4. シヴァナンダ・スーリヤ・ナマスカーラ(Sivananda Surya Namaskar)
シヴァナンダヨガにおける太陽礼拝。クラシック太陽礼拝に似ていますが、
より瞑想的になる。マントラの唱和もされることがある。
5. アイアンガーヨガの太陽礼拝
アイアンガーヨガのスタイルでは、ポーズの正確さとアライメントが重視されます。
太陽礼拝も非常に一つ一つのポーズを丁寧にい、各ポーズでの保持時間が長くなる傾向がある。
6. パワーヨガの太陽礼拝
強度が高く、エネルギッシュな動きが特徴です。1呼吸のテンポがが早目なことも多い。
体力をつけたい人や、運動量を増やしたい人におすすめ。
私のわかる範囲、大体このような区分けだと把握しています。
YOGATOで行うのは3番目、動きはゆっくりで強度が穏やかな太陽礼拝です。
クラシック太陽礼拝(Classical Surya Namaskar)の流れは・・・
山のポーズー前屈ーランジからプランクーこどものポーズ
四つん這い、8点のポーズ、ブジャンガ・アーサナー下向き犬ー前屈ー山のポーズ
アルダウッターナアサナ(半分前屈・ルックアップ)が入らないことが
一番の特徴であり、右と左で1回で繰り返します。
この繋がり、流れも楽しんでください!
②「クラシックな太陽礼拝」での
8点のポーズからブジャンガアーサナ(コブラ)までのコツ
プランク→(吐)こどものポーズ→
(吸)四つん這い、8点のポーズ、ブジャンガ・アーサナ
→(吐)犬のポーズ
この流れです。
以前もアーカイブコラムで書いた内容になるのですが、
アシュタンガヨガやパワーヨガの太陽礼拝に慣れている方が始めに動きにくさを感じる場所は
(吸)四つん這い、8点のポーズ、ブジャンガ・アーサナ
ここ↑の『8点のポーズ』ではないかと・・・
(私自身がこの変化にすぐになれることができませんでした。)
「吸う」に一息ですること多いねーん!っと
何度心の中で突っ込んだことでしょうか。
では早速、解決策(コツ・ポイント)に入ります。
8点のポーズに入る時のポイントは「四つん這い」にあります。
子供のポーズから
「四つん這い」に入る時の体幹、手と脚、尾骨から頭頂、、、
この全体をバランスよく使ったところから肘を曲げる動きに入る。
四つん這いの状態が次の動作の扱いやすさや心地よさを決めていると
感じ、私自身からだを扱っています。
いつものヨガのクラスでも四つん這いの状態、
『真っ直ぐなテーブルポジション』や
『骨盤を立てて、背骨を伸ばす』
『骨盤を立てて、おへそを背骨に近づける』
腹も背も脚も腕も肩も整える。これは
バランスよく全身を使うための準備です。
8点のポーズだけでなく、どのアーサナも
言語化するなら
『バランスよく使った』状態から入ること』
これが安全にアーサナ深めるポイントだと
クリパルヨガをお伝えする中で気がつきました。
これは8点のポーズからブジャンガアーサナに入る時の「コツ」でもあります。
この完全にバランスが整った四つん這いの状態である、
「手首の上に肩」がくるタイミングに肘を曲げる!!!です。
これが一番、首や肩に広くスペースがあり、
胸が詰まらず鎖骨も胸も開かれる場所に来るのです。
③次にすることが「プレスポイント」の意識
②の動きと呼吸タイミングが馴染んできたら「プレスポイント」を
ブジャンガアーサナに入るタイミングで、
お腹が下がってきたら骨盤後傾させ、恥骨下腹部で床を押しつつ
足先は下方向へ同時に、胸を上げながら前方へ『前後に伸びる意識』を持って
「プレスポイント」の方向性を使う。
動きの中であっても、いつもの基本は変わらないのです。
これ、慣れです!
伸びやかに、呼吸を気にせずに何度もこの流れを繰り返してみてください。
骨盤の動きがわかりにくくなったら、きそきそよーがで確認しましょう!
先日ののきそきそよーが(後屈編)のアーカイブ動画をここに貼っておきますので
うつ伏せでの骨盤後傾の動きのワークを何度もしてみてください。
…………………………………
YOGATO 60/4月4日 9:30-10:30 きそきそよーが (後屈編)

パスコードを設定する: mw^F6$xN
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何度もいいます。
今動かしにくい場合は「からだの使い方の癖」なだけです。
必ず何度も動かしていると、後屈のポーズの時の誘導がさっと耳に入るだけで
自然に「骨盤後傾」するようになってきます。
そうすると、丹田のあたり下腹部を毎回ある程度使うことになり、
立位のポーズでは足裏全体でプレスする感覚も当たり前になってくる、、
勝手に軸が整い、ブレない心身が養われるのです。
これが疲れない身体でもあり、安定した心が宿るからだでもあると思います。
ずーっと「プレスポイント」の実践、やってまいりますので、
またこの辺りの内容は定期的に復習でまた書きますね!
これだけのこと、、ですが繰り返すことで、一年、三年、、数年後の
ご自身のからだは正直に変化を見せてくれるはずです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。