<クリパルヨガのアーサナアプローチ – アルダマンダラアーサナ>

<クリパルヨガのアーサナアプローチ – アルダ マンダラ アーサナ>

アルダ マンダラ アーサナ(半円のポーズ)は、

「ひらく」と「支える」を同時に体験するアーサナです。

片手と片足で床を押し、腰を持ち上げると胸や脇、お腹が自然に開き、

全身が半円を描くように伸びやかになります。

けれど、それは

「もっと腰を高く持ち上げなければ」

「形をが美しくなければ」という頑張りではありません。


むしろ、“今の自分にとって呼吸が流れる場所” を見つけるプロセスです。

クリパルヨガでは、アーサナを通して「エッジ(境界)」を探求します。

腰を上げて胸を開いたとき、小さな変化が内側に生まれ、

プラーナ(生命エネルギー)が動き始めます。

けれど無理に持ち上げれば肩や腰に緊張が走り、呼吸も乱れやすい。

その時は「どこに余計な力が入っているのか」をただ観察してみる。

土台の安定があるからこそ、呼吸が深まり、自然に広がりを感じられます。

● 姿勢への入り方の違い

今回の朝の30分クラスでは、

座位の姿勢から片膝を曲げ外に開き、足裏を内腿に向ける形でスタートしました。

この形から腰を持ち上げると、呼吸とともに胸や脇が自然に開いていき、

支えている手足に自重がじんわりとのっていきます。

流れるように全身が広がる感覚をつかみやすい入り方です。

一方で、以前まで行っていた「膝立ちの姿勢から片足を横に開く方法」もあります。

こちらは比較的シンプルに形をとれるため、

初めての方や安定感を求めたいときには入りやすい入り方です。

解剖学的に見ると、座位から入る前者の方は、

すでに股関節が『外旋+屈曲』の状態から始まります。

そのため、最後に恥骨を押し出す動きの際に可動域が自然と開きやすく、

腰を上げたときの広がりや呼吸の流れも深まりやすくなります。

これは私自身の体験でも、

「支えている手足にしっかり重さがのり、そこから胸が伸び上がっていく」

このアーサナの持つ”感覚”をつかみやすいと感じます。


ただ、どちらの入り方も良いのです。

安定を優先したいとき、膝に不調を感じている日、、

流れの中で自由にひらきたいとき、

その日のからだや呼吸に合わせて選ぶことができます。

その前後にどんなアーサナが入るのか、でも入り方は変わりますね。

皆さんにとってはどちらが入りやすかったでしょうか?

その違いを感じてみることも、アーサナの探求の一部です。

最後に、ブロックを手の下に置くサポートおすすめです。

床との距離が縮まり、腰や肩への負担が減り、呼吸が流れやすくなります。

(今日のような形でする際は、

後ろにつく手のそばに念の為置いておくのが良いですね。)


サポートを使うことで、安定感が増すと

アーサナは単なる「形」ではなく、さらに深い自己探求の場へと変わります。

身体を守るためでもあり、内観のサポートなのです。

膝下になるように置いたブランケットも同じ役割です。

半円のポーズは、

全身の広がりの中で心の静けさに触れるアーサナ。

「今、私はどう感じている?」と問いかけながら呼吸を続けてみてください。

腰を上げるとき、心もまた持ち上がるかもしれません。

支える手や足の安定を感じるとき、内側にも落ち着きが広がるかもしれません。

それを変えようとしなくていい。ただ見守る。 ただ感じる。

そのやさしい観察こそが、自己探求の入り口です。

静かな変化を楽しんでください。

今日も最後まで、ありがとうございます。