第二チャクラとよろこび:8〜14歳/57〜63歳
第二チャクラは、おへその少し下、丹田(たんでん)と呼ばれるあたりに位置し、
「感情」「創造性」「つながり」と深く関わる場所です。
内なるよろこびに耳を澄ます、、そんな季節。
●8〜14歳/「感情を感じる」力を育む時期
第二チャクラが活性化するのは、思春期の大きな変化を迎える時期です。
この時期は感情が豊かに動きはじめ、人との関係性のなかで自分を知っていく。
心が揺れ動いたり、なぜか涙があふれたり、
何かに夢中になったり。
まだ自分でもうまく扱えない感情が、
日々の中にあふれていたかもしれません。
この時期に芽生えた“感じる力”は、人生を歩むうえで大切な灯です。
誰かを好きになることも、悲しみにくれることも、なにかを創り出すことも。
それらすべては、自分という川に流れこむ、かけがえのない水のようなもの。
●57〜63歳/「内面のよろこび」を再確認する時期
そして、57歳から63歳のあたりで、
この第二チャクラの季節は再び巡ってきます。
この頃の私たちは、人生のさまざまな経験を経て、
「何が自分にとって大切か」「どんなふうに生きたいか」と、
静かに見つめ直すタイミングを迎えています。
若い頃のような激しい感情ではなくても、
「本当は何が好き?」「どんなとき、心がほっとする?」そんな問いかけが、
内側からふわりと浮かんでくるかもしれません。
この時期のチャクラは、社会や他人の目線から少し離れ、
「自分にとっての喜び」に立ち返ることを優しく促します。
趣味を楽しむ、家族や友人と温かい時間を過ごす、
あるいは一人で自然の中に身を置く、、、
それらすべてが、このチャクラに滋養を与えてくれます。
また、第二チャクラは水のエネルギーともいわれ、流れや柔軟さを象徴します。
だからこそ、「こうでなければ」というこわばりや思い込みを手放し、
感情や身体の動きに“ゆだねる”ことも大切になります。
ヨガのポーズであれは、このチャクラに響く動きとして、
骨盤まわりをやさしくほぐすポーズや、
自由に揺れるような流れる動きが勧められます。
感情が詰まっていると感じるときも、まずはからだを緩めることで、
感情の川が再び流れ出すような感覚を味わえるかもしれません。
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年齢を重ねるほどに、「感じる」ことは時に後回しになってしまいます。
けれど、心が動く瞬間は、人生に深い彩りをもたらしてくれるもの。
何かにときめく自分を、もう一度信じてみるのはどうでしょうか。
たとえ大きな夢や派手な表現でなくても、
「あぁ、これが好きだな」と思える瞬間を見つけること。
それは、内なる泉から水をすくい上げるような、静かで豊かな営みです。
今のあなたにとっての“つながり”とは何でしょうか?
誰と、何と、自分と、どのようにつながっていたいと感じますか?
このチャクラの季節に、自分の感情と仲良くなり、
心の奥にあるよろこびにそっと触れてみてください、
それは、これからの人生をやさしく彩る、大切な感覚になるはずです。
やわらかな水のように、今のそのままで。
今日という日にそっと微笑むことができますように。