ヨガと暦と。[春分]
巡りだすからだに、心地よい余白を
3月20日~4月3日頃
冬の間、土の底に静かに蓄えられていたエネルギーが、
いよいよ外へと溢れ出す時期です。
昼と夜の長さがちょうど同じになるこの日は、
自然界の「陰」と「陽」がピタリと重なる地点。
外側の景色は一気に色鮮やかになりますが、
私たちの内側では、その急激な変化にからだが追いつこうとして、
どこかソワソワとした落ち着かなさや、
重だるさを感じやすい時期でもあります。
眠気が強くなったり、感情が揺れ動いたりするのも、
内側のデトックスが始まっている大切なサインです。
抗うのではなく、その揺らぎを「芽吹きの準備」として、
そのままに感じてみる。
そんな静かな視点が、 今のからだには何よりの助けになります。
今月の観察ポイント
「呼吸の”出口”を感じる」
新しく何かを受け取ろうとするよりも、
からだの外へと溶けていく「吐く息」に意識を向けてみるのはどうでしょう。
「吐く息」がやりにくいなーと感じたら、
何回か楽に「吸う」を意識的に続けてみてください。
意外と吸うことを深めてみると「吐く息」が楽になります。
そこからもう一度「吐く息」に意識を向けてみる。
吐ききったあとのからだの「空(から)」なスペースに、
春の柔らかな気が自然に入ってくるのを待ってみましょう。
おすすめのアーサナ

・アド・ムカ・シュヴァナーサナ(下向きの犬のポーズ)
頭を心臓より下げることで、
高ぶりやすい春の思考を落ち着かせます。
手足で大地を押し、背面を広げることで、
季節の変わり目に必要な「内側のスペース」をつくります。
・ヴィラバドラ・アーサナ(英雄のポーズⅡ)
新しい季節のエネルギーを迎え入れるように、
どっしりと力強く大地に立ち、胸をひらきます。
指先まで巡りを感じながら、
しなやかで凛とした「強さ」をからだに宿しましょう。
暮らしの養生
春分を過ぎると、陽の気がさらに強まります。
食事には、苦味のある春の山菜や、
青々とした葉野菜を添えてみてください。
その苦味が、冬の間に眠っていた「巡る力」を 優しく呼び覚ましてくれます。
夜は早めに灯りを落とし、
暗闇の中で静かにからだを緩める時間を。
光が満ち、影が寄り添う。 その真ん中で、ただ呼吸を。
また新しい季節が、ここから始まります。
・ ・ ・
前回はお届けしているメールマガジンでは、
この時期に悩まされる方も多いテーマでYOGATO的に花粉症やアレルギーを
私の体験(現在進行形)をベースに考察してみました。
今回は「乳酸菌、発酵食品は花粉症にどう?」がテーマです。
気になる方は、どうぞメルマガ登録をして受け取ってくださいね。
20日は春分。 陰陽のバランスが切り替わり、
からだも心も大きく芽吹くタイミングです。
皆さんが、心地よく 健やかな節目を過ごされますように。
