<エンパワーメントとは?>
Empowermentは一言でいうと、「自分の内側にある力を引き出すこと」。
この力は、外から与えられるものではなく、自分の中にすでに存在しているものです。
直訳すると「力を与える」と捉えられがちですが、
実際には「すでに持っている力に気づき、それを発揮できる状態を作る」
というニュアンスが強い言葉です。
●一般的なエンパワーメントの意味
- 自己発見と自信
エンパワーメントは、自分自身の価値や能力に気づき、自信を持つプロセスです。
これにより、他人に依存せず、自立した意思決定や行動ができるようになります。 - 外部からのサポート
エンパワーメントは内なる力を引き出すことですが、それをサポートする環境や支援が必要になることもあります。
例えば、教育やコーチングなどがその一例です。 - 社会的な文脈
個人だけでなく、社会や組織の中で力を発揮することもエンパワーメントに含まれます。
例えば、ジェンダー平等や地域活性化など、多くの分野でこの考え方が使われています。
●エンパワーメントの重要なポイント
- 主体性
他者に頼るだけではなく、自分で考え、行動する力を育むことが鍵です。 - サポート役の存在
エンパワーメントを促すためには、指導者や周囲の人が適切にサポートし、自立を妨げないことが重要です。 - 継続的な成長
これは一時的なものではなく、成長し続けるプロセスです。
●ヨガにおけるエンパワーメントとの関係
「Empowerment(エンパワーメント)」という言葉は、
普段のヨガクラスではあまり耳にしないかもしれませんが、
この考え方はヨガの本質とも深くつながっています。
ヨガの実践は、自分の体や心の声に耳を傾け、本来の自分を知る時間でもあります。
そのため、ヨガ自体がエンパワーメントのプロセスと言えます。
自分の可能性に気づき、それを少しずつ伸ばしていく
例えば、、、ヨガのポーズや呼吸を通じて、
私たちは自分のからだと心に意識を向けます。
その過程で、「本当は自分にはこんな力があったんだ」
「こんなに広がる場所があるのか」などと気づく瞬間があります。
それこそEmpowermentの体験です。
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この力は、外から与えられるものではなく、
自分の中にすでに存在しているものです。
そして、その力に気づき、活かしていくことが、ヨガの練習そのものだといえるでしょう。
その気づきや体験は個々のものであり一人一人違います。
私はクリパルヨガの指導者でありますが、
ファシリテーターでありサポート役です。
自分自身の内側を探求し、自分の力に気づくためのその力を引き出すのは、
あくまで自身の意識と実践、自分自身。
ヨガはただ体を動かすだけではなく、自分自身と向き合い、本来の力を発見する時間です。
ポーズの完成度よりも、自分がどう感じているかをどうぞ大切にしてみてください。
「からだ」から感じにくいと思う時は。
「書くこと」がそのサポートになるかもしれません。
「ただ書く」はヨガでの内観、Empowermentの体験と非常に近しいことを行なっているのです。
その先に、自分を信じる力や、人生をしなやかに歩む力が芽生えるかもしれません。
日々のヨガを通じて、日々の書き留めた言葉で、、、
自分の中の可能性に気づく。そんな小さな積み重ねが、
私たちを少しずつ変えていくのだと思います。
私自身、今までもこれからもただの実践者です。
私は自分のことを以前は「弱い」と思って生きていました。
体験から自分の中に「強さ」を見つけたタイミングがあります。
自分の中の「強さ」を見つけてから、肉体も精神的にも強くなっていき、
こどもの頃のように、またよく笑うようになりました。
自分の行動や想いが現実化されるように変わっていく。
この過程があったから、今があります。
これから歳を重ねていく中でどんな変容をしていくのか、
興味深く観察し続けたいと思っています。
Empowermentの体験を重ねていけるよう、精進いたします。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。